「自分たちの言い分だけ」憤る被害男性…解散命令請求の旧統一教会 会見で“猛反論”(2023年10月17日)

「自分たちの言い分だけ」憤る被害男性…解散命令請求の旧統一教会 会見で“猛反論”(2023年10月17日)

「自分たちの言い分だけ」憤る被害男性…解散命令請求の旧統一教会 会見で“猛反論”(2023年10月17日)

 旧統一教会が解散請求に対して会見を開き、強く反論しました。この反論会見に、家庭が崩壊したと被害を実名で訴えてきた男性が、「自分たちの言い分だけを伝えている」と憤りを口にしました。

■解散請求は…弁護士「全く話にならない」

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会) 岡村信男法務局長:「私ども世界家庭連合並びに全国の教会の皆さま、とても残念に思っておりますし、また遺憾に思っております」

 文部科学省が、東京地裁に解散命令を請求してから初めて、旧統一教会が会見を行いました。

 不当な献金集めを組織的かつ継続的に行うなど「宗教法人の目的を大きく逸脱している」との文科省の主張に反論しました。

 岡村法務局長:「問題とされたのは献金。信者の献金という行為です。これは宗教行為です。宗教の目的から外れているとはいえないと思います」

 また、同席した弁護士は、次のように話しました。

 福本修也弁護士:「解散命令請求はいわば宗教法人に対する死刑の求刑です。宗教法人を解散させるのであれば、宗教法人が何法の何条に違反する行為をしたのかを明示するのは当たり前。全く話にならない」

 終始、不当で法的根拠に基づかないものだとし、裁判で全面的に争うとしました。

■韓鶴子総裁 集会で解散命令請求に触れず

 解散命令請求を巡っては、教団本部がある韓国でも動きがありました。

 15日、ライブ配信された集会では、韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(80)が解散命令に触れませんでした。

 その一方で、日本の教団を指導する立場とされる方相逸(パン・サンイル)神日本大陸会長は…。

 方相逸神日本大陸会長:「(韓鶴子総裁が)ある意味では、最も恐ろしい虎のように見えました」

 関係者によりますと、韓鶴子総裁は解散命令請求の知らせを聞き、衝撃を受けていたということです。

 教団は16日の会見で、「現役信者からも話を聞いてほしい」と訴えました。

■被害男性「自分たちの言い分だけを…」

 これに教団からの被害を訴える橋田達夫さん(65)は、次のように話しました。

 橋田さん:「信者の言葉を『聞いてほしい』『聞いてほしい』って言うけど、被害者の言葉を逆に聞いたんですか。あなた(教団)は」

 橋田さんは元妻が信者で、教団に多額の献金をしていて、元妻と生活していた長男は、自ら命を絶っています。

 橋田さん:「全然、謝罪も全くないじゃないですか。自分たちの言い分だけ言って。被害者の立場に全くなっていない」

 教団への憤りをあらわにしました。

(「グッド!モーニング」2023年10月17日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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