市議が懲罰に“不満”…タケノコ販売&駐車場で“議会大揺れ”(2023年10月16日)

市議が懲罰に“不満”…タケノコ販売&駐車場で“議会大揺れ”(2023年10月16日)

市議が懲罰に“不満”…タケノコ販売&駐車場で“議会大揺れ”(2023年10月16日)

 静岡県沼津市の市議会を今、大きく揺るがしているのがタケノコと駐車場です。沼津市の市議会で今、一体何が起きているのでしょうか。

■「どんどん増える」市議が販売

 タケノコ問題の江本浩二市議(62)と駐車場問題の山下富美子市議(70)です。16日朝、市議会が始まるのと同時に江本市議は席を立ち、議場を後にしました。この後、自分に対して出された懲罰動議が審議されます。何が問題視されたのでしょうか。

 事の発端はおよそ20年前。沼津市がダムの建設のため、江本市議の所有する竹林やヒノキ林の一部を買収したことに始まります。

 ところが、その後もダムは建設されず、市に売った土地は放置状態。そのことで困ったことがあるといいます。

 沼津市議会 江本浩二市議:「私の土地にヒノキ(林)に竹が生えてきた結果、これをこのままにしておくと(竹が)どんどん増える。こうなっちゃうとヒノキはどんどん生育を妨げられて枯れてしまう。このヒノキなんか枯れちゃってる」

 そのため、市の所有地ではあるものの、江本市議が自主的に竹を伐採。

 沼津市議会 江本浩二市議:「業を煮やして管理をしたと」

 そして、そんな現状を訴えようと先月の市議会で…。

 沼津市議会 江本浩二市議:「竹林として私、管理をしてそこから毎年タケノコを掘って利益を得ています。販売したりしている」

 この発言が問題視されました。江本市議は、タケノコを販売して得た利益は市の土地の管理を肩代わりしている対価だと主張。しかし、「議会の品位をおとしめた」として、沼津市議28人のうち22人が連名で江本市議への懲罰動議を提出。16日の審議に至りました。

 市議会は懲罰動議に対して賛成多数で「議場での陳謝」の処分を決定。ただし、江本市議は…。

 沼津市議会 江本浩二市議:「陳謝文をそのまま読み上げることはできません。言論の府である議会をおとしめることに…」

 ここで議長に発言を止められます。この後、議場を出てきた江本市議が自分の思いを記者団に吐露しました。

 沼津市議会 江本浩二市議:「理由も根拠もどこかが不適切だったと皆さんが感じているのか、それすらも正しく説明を受けていないのに一気に懲罰ですよ。そんな不当なことはないでしょ」

■土地巡り… 市vs市議“泥沼論争”

 しかし16日の沼津市議会、議案はまだ残っています。車2台分の所有権を巡り、父親から引き継いだ土地だと主張する山下富美子市議を沼津市が提訴するかどうかを決める議案が提出されています。しかし、山下市議は自分の問題以前に、タケノコ問題で江本市議側に加勢。

 沼津市議会 山下富美子市議:「陳謝を拒否したことでさらなる懲罰が加えられる、その点を再度説明を求めます」

 沼津市議会 尾藤正弘市議:「提案説明した通りでございます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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