「事実上の国家解体」専門家が指摘するロシアの矛盾(2022年2月27日)
首都キエフをめぐって徹底抗戦が続いています。
ここからはヨーロッパの安全保障がご専門の二松学舎大学 専任講師の合六 強さんにお話しを伺います。
Q.侵攻4日目のこの状況、どのように見ていますか?
(二松学舎大学 専任講師 合六強さん)
〇ウクライナが想像していたよりも善戦していて、キエフの陥落をなんとか防いでいる
〇長い目で見ると、無血開城と、戦い抜いた上での結果では、歴史的な評価が異なってくる
Q.何をもって「陥落」?プーチン大統領はどこを目標にしている?
(二松学舎大学 専任講師 合六強さん)
〇今後はキエフの中心部を包囲するように攻め入って、最終的にゼレンスキー大統領を拘束・殺害してロシアに従順な政権を樹立することが目標になるだろう
Q.ロシアが要求している「非軍事化・中立化」は受け入れられるものではない?
(二松学舎大学 専任講師 合六強さん)
〇事実上の“国家解体”についての最後通牒のようなもの
〇「非軍事化」と「中立化」は矛盾し得る概念。本来、「中立国」というのは自国の国防のために軍事増強していくことが常。プーチン大統領の要求は、事実上、主権国家としての体をなさないことを意味している
2月27日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く