練炭28個で住職殺害容疑…男女2人逮捕 霊園の運営方針めぐりトラブルか(2023年10月9日)

練炭28個で住職殺害容疑…男女2人逮捕 霊園の運営方針めぐりトラブルか(2023年10月9日)

練炭28個で住職殺害容疑…男女2人逮捕 霊園の運営方針めぐりトラブルか(2023年10月9日)

 東京・足立区の寺で練炭に火をつけ住職の男性を殺害したとして、男女2人が逮捕されました。住職と2人の間に、寺の霊園の運営方針を巡るトラブルがあったとみられています。

■納骨堂に“練炭28個” 石材店社長ら逮捕

 足立区の「源証寺」。500年ほど昔、室町時代の創建と伝わっています。

 その由緒ある寺で事件が起きたのは今年7月。

 住職・大谷忍昌さん(当時70)が地下の納骨堂に置かれた練炭を片付けようとしたところ、意識を失い死亡しました。死因は一酸化炭素中毒だったということです。

 警察は、捜査を開始。周辺の防犯カメラ映像の分析などを進めたところ、7日に事件は急展開します。

 警察は、石材店の社長・齋藤竜太容疑者(50)と役員の青木淳子容疑者(63)を殺人などの疑いで逮捕しました。

 2人が練炭を仕込んだのは事件前日の深夜とみられています。

 翌朝、大谷さんは納骨の準備のため地下へ。そこで異変に気がつきます。

 大谷さん:「練炭がある」

 そう言って妻を呼び、大谷さんは再び納骨堂の中へ。練炭を取り出す作業中に倒れ、搬送先の病院で死亡しました。

 捜査関係者によりますと、納骨堂に置かれた練炭は28個あったといいます。

■焼却炉の中に…“ガソリン入りペットボトル”

 関係者によりますと、住職と2人の容疑者の間には霊園の運営方針を巡りトラブルがあったということです。

 大谷さんと容疑者の会社には寺の霊園に関する取り引きがあり、容疑者側は霊園を「宗派不問で売り出したい」と主張。一方、大谷さんは「在来仏教徒じゃないとだめ」などと話していたそうです。

 納骨堂から15メートルほど離れた場所にある焼却炉の中からは、ガソリンが入ったペットボトル十数本が見つかっています。

 容疑者は事前にガソリンを複数の店舗で、数日に分けて購入していたといいます。練炭以外でも大谷さんを殺害する準備をしていた可能性があります。

(「グッド!モーニング」2023年10月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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