旧統一教会信者 鈴木エイト氏を提訴 政府“解散命令請求”近く判断へ(2023年10月4日)

旧統一教会信者 鈴木エイト氏を提訴 政府“解散命令請求”近く判断へ(2023年10月4日)

旧統一教会信者 鈴木エイト氏を提訴 政府“解散命令請求”近く判断へ(2023年10月4日)

 政府が解散命令を請求する方針を固めている旧統一教会の現役の信者がジャーナリストの鈴木エイトさんを「名誉毀損」などで訴えました。

■旧統一教会信者 鈴木エイト氏を提訴

 旧統一教会の提訴後の会見に現れたのは訴えられた本人、鈴木エイト氏。長年、同教会の問題を追及し続けるジャーナリストです。

 今回、原告の後藤徹さんが訴えたのは鈴木エイト氏による名誉毀損。旧統一教会の信者である後藤さんは31歳から44歳まで家族らによってマンションに監禁され、脱会を強要されたといいます。

 原告 後藤徹氏:「私の拉致監禁事件というものは決して私の妄想とかそういうものではございません。裁判で審理されて最高裁判所できっちりと事実認定されたものです。それに対しまして、鈴木エイトさんは(メディアで)『引きこもり』というふうに発言されました」

 後藤氏は名誉を傷付けられたとして1100万円の損害賠償とSNSへの投稿の削除を求めました。会見後、訴えを聞いていた鈴木氏は…。

 ジャーナリスト 鈴木エイト氏:「正直よく分からないですね。よくこんなもので訴訟起こしたなというのが正直な感想。こちらもきっちり理論武装して応じたいと思います。ざっとした印象でしか現状では言えないですけれど、負ける要素はこれ(訴状)を見る限り1ミリもないかなという感じ」

■政府“解散命令請求”近く判断へ

 旧統一教会を巡っては、文部科学省が12日にも宗教法人審議会を開き、解散命令の請求を判断する見通しです。原告側は今回の提訴と解散命令への動きは「無関係」としながらも、この時期だからという経緯もあったといいます。

 原告側 徳永信一弁護士:「名誉毀損とされるような、あるいは人格権侵害とされるような、あるいは信者に対する侮辱と取られないような表現、それをまさに今だからこそお願いしたい。正確な事実報道に徹していただきたいという願いもある」

 会見で鈴木氏からの質問は一つ、原告の後藤さんの教団での仕事に関して。

 ジャーナリスト 鈴木エイト氏:「業務委託という話があったが、業務委託は報酬が支払われる契約だと思うんですが、統一教会から報酬が支払われるのは事実ですか?」「何も聞くことないなと思って途中で。なので後藤さんの団体側、統一教会、業務委託って話が出たので、そこで金銭発生しているのかなって質問だけをしたんです。他に自分から聞くべき内容、聞きたいものが何もない会見でした。(提訴が)僕の萎縮を狙っているとしたら明らかに逆効果で、我々はこういうことがあればあるほど逆に取材意欲をかき立てられるし、これで萎縮することは一切ないですね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事