「ロシア主導による停戦を」渡航中止勧告のなか…鈴木宗男議員がロシア訪問(2023年10月3日)

「ロシア主導による停戦を」渡航中止勧告のなか…鈴木宗男議員がロシア訪問(2023年10月3日)

「ロシア主導による停戦を」渡航中止勧告のなか…鈴木宗男議員がロシア訪問(2023年10月3日)

日本維新の会の鈴木宗男参院議員がロシアを訪問し、政府高官と会談しました。ウクライナ侵攻後、日本の国会議員がロシアを訪問するのは初めてです。

鈴木参院議員:「ガルージン外務次官とは、日ロ関係について、あるいは国際情勢について、忌憚(きたん)のない意見交換をしました。『双方が銃を置く』『1にも2にも停戦が一番だ』このことをロシアが主導的な立場で行うべきでないかという話をしました」

“いまこそロシア主導による停戦が必要だ”この主張をロシア側の外務次官に訴えたことが、渡航中止勧告が出されているロシアを突然、訪問した成果だといいます。事前に日本維新の会への届け出もなく、イチ議員としての単独行動です。

ただ、訪問直前に行われた鈴木議員の政治資金パーティーでこんな一幕がありました。

森元総理からの電報:「鈴木さんを支えて下さる、お集まりの皆さん、森喜朗です。ウクライナ問題で、私と鈴木さんは同じ考えです。ウクライナだけが善くて、ロシアが悪いという、一方的な価値観には同意しません。私も鈴木さんも日ロ関係の将来、重要性を考えて行動してきましたし、これからも進めて参ります」

プーチン大統領とのつながりが深い、森元総理から激励の言葉が届いていました。

鈴木参院議員:「(Q.森元総理からの指示やすり合わせなどは)ありません。(先月)29日、東京における私のセミナーでも『ウクライナ問題について、私と鈴木さんとは同じ考えです』とメッセージをいただいている。私はこれに尽きるものだと思っています」

所属する日本維新の会からは、処分を求める声が上がっています。党の規則では、国会議員は海外渡航前に党に届け出ることが定められていますが、鈴木議員の届け出は日本を出国した後でした。

日本維新の会 吉村共同代表:「これは厳しく処分されるべき。党の方針とも大きく異なる。我々はウクライナを支援する。国の方針もそうだし、我々党もそういう考え方」

当の本人は…。

鈴木参院議員:「(Q.訪問に際して、政府や党と、事前に話す内容など調整はしなかった)私自身、誰よりもロシアと向き合ってきた政治家です。例えば維新のなかでも、ロシアについての歴史的な経緯や、私がアドバイスを受ける人がいればいいが、特別いない。外交は積み重ねです。政治家も積み重ねです。私はきのうきょう出てきた政治家ではありません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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