8割超が回らない回転寿司、近未来の一手は“デジタル”回転 迷惑動画からのスシロー新戦略【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

8割超が回らない回転寿司、近未来の一手は“デジタル”回転 迷惑動画からのスシロー新戦略【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

8割超が回らない回転寿司、近未来の一手は“デジタル”回転 迷惑動画からのスシロー新戦略【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

回転寿司の回転レーンは必要か不要か。今そんな議論が起きているというんです。こうしたなか、回転寿司チェーンの「スシロー」が新たな戦略に乗り出しました。きっかけとなったのは、迷惑動画でした。

■“商品が回らない”回転寿司

加藤シルビアキャスター:
「スシロー」の新しい注文システム、その名も「デジロー」です。
回転レーンを模した大型タッチパネルで、大阪・東京・名古屋の店舗で実施されます。

その背景には…
お客さんの9割以上がタッチパネルで注文しているということ。

そして2023年2月からは、迷惑行為の影響で、注文以外の寿司を回していないという現状がありました。

スシロー担当者
「回っている寿司を楽しむ回転寿司のアイデンティティをどう残すか議論しました」

その中で生まれたシステムです。

井上貴博キャスター:
むしろお子さんは、こちらの方がテンション上がるんじゃないですか。

加藤キャスター:
「触りたい、触りたい」という、特に小さい子が多いので、ゲームがあるのも発想としては嬉しいと思います。

ホラン千秋キャスター:
迷惑行為をきっかけに導入しなくてはならないとなると、お金はかかると思うんですけど、寿司をリアルに回していた時よりも、例えばロスが少なくなるなど、経営に意外と良いのか気になります。

井上キャスター:
肌感覚では回ってるものを取る人もいれば、注文する方も多くいるので、回っていたものの廃棄がなくなるのは良いのではないかなと思います。

■回転寿司評論家「近年の主流は無回転」

加藤キャスター:
その気になる観点を見ていきます。

〈回転寿司に関するアンケート〉
Q.回転寿司で多く食べるのは?
・回っているネタ 17.3%
・注文して握ってもらう 82.7%
※マルハニチロ「回転寿司に関する消費者実態調査2023」より
調査期間:2023年2月10~14日
有効回答:3000人

アンケート調査によると、8割以上の方は注文して握ってもらっています。

回転寿司評論家 米川伸生氏
「近年の主流は無回転。全国に約5000ある回転寿司店のうち、85%が回っていない」

主流の「無回転」について見ていきます。

「はま寿司」では「ストレートレーン」を採用しています。
回転しているレーンではなく、注文されたものがレーンで運ばれてくるというものです。
9割の店舗で回転レーンが完全撤去され、注文はタッチパネルです。

米川氏
「数年後には、“寿司がレーンを回る”ことを知らない世代が出てくるかも」

さらに米川氏によると、回さないメリットとして、▼客側は食べたいネタが常にできたて▼店側は迷惑行為の防止、衛生・品質管理の向上、フードロス削減などのメリットばかりなので、(回転レーンは)なくなってくるのではないかということでした。

■レーンのその後 回る焼肉・わんこそば・展示品

加藤キャスター:
続いては回転レーンのセカンドキャリアについてです。

三重県松阪市の「一升びん宮町店」では、松阪牛が回転焼肉として回っています。

また、東京都新宿区の「くるくるわんこ」では、わんこそばが回っているので、「くるくるわんこ」という名前です。

井上キャスター:
もともと回転寿司で使われていたレーンをそのまま使ってるんですか。ちょっと改良するんですか。

加藤キャスター:
回転寿司のセカンドキャリアとして使われているものです。

ホランキャスター:
もしかしたら規模は小さくなっているのかもしれないですね。

加藤キャスター:
例えば、兵庫県丹波篠山市の「篠山チルドレンミュージアム」では、レーンが2段になっていて、2段とも回るという改良になっています。
上段にフィギュアがあって、下段にある説明パネルも回っています。

井上キャスター:
遊園地の観覧車も、海外でセカンドキャリアがありますが、そういう良い形で回っていくと。

加藤キャスター:
ただ、どうしても寿司を回して食べたいという方、こういったサービスはどうでしょうか。
「かっぱ寿司」に「レンタル回転レーン」というものがあります。3000円以上のテイクアウトで、回転レーンをレンタルできます。レンタル費は2200円からで、家で楽しめます。

■寿司を回して楽しむ日本文化
ホランキャスター:
お子さんがいる家庭、それこそ加藤キャスターのお宅では、どうですか。やはり回っている方が喜ぶのでしょうか。

加藤キャスター:
回っていることに喜ぶというよりも、機械で運んでくれていることに興奮している感じがします。例えば外国の方は、回転しているのが楽しいという声を聞きますよね。

井上キャスター:
そもそも、「寿司を回しましょう」「これがエンターテイメント性になります」「多分需要があります」という、そこの着想は日本人ですからね。素晴らしいと思います。

ホランキャスター:
小さい時には回っていることが楽しくて嬉しくて、大人になると、せっかちになって、待っていられないというようなことに。だから決まったものだけ来てほしいと。これは私だけですか。

井上キャスター:
あまり同意…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230928-6112215)

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