「乗客の乗り心地を考え…」フットブレーキ多用で“フェード現象” バス横転で女性1人死亡の事故 運転していた男に実刑判決|TBS NEWS DIG
去年10月、静岡県小山町の富士山五合目につながる県道で、観光バスが横転して29人が死傷した事故。きょう静岡地裁・沼津支部は、運転していた男に対して、禁錮2年6か月の実刑判決を言い渡しました。
判決を言い渡されたのは、埼玉県飯能市の会社員・野口祐太被告(27)です。
判決によりますと、野口被告は去年10月、観光バスで富士山を下る際にフットブレーキの多用によりブレーキが利かなくなる「フェード現象」を生じさせた結果、バスを横転させて女性1人を死亡させ、28人に重軽傷を負わせました。
きょうの判決公判で、静岡地裁沼津支部は「観光バスの運転手として基礎的な運転上の注意事項を守らず、過失の程度は重い」とした一方で、「事実を認め、反省している」などとして、禁錮2年6か月の判決を言い渡しました。
これまでの公判で、野口被告はフットブレーキを多用した理由について「ギアを低速にすると揺れが激しくなるため、乗客の乗り心地を考え4速で下った」などと話しています。
今回の事故を受け、現場の道路にはエンジンブレーキの使用を呼びかける看板や道路標識が設置されるなど、再発防止の対策が進められています。
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