ロシア侵攻開始から一夜 ウクライナ首都“陥落”の危機

ロシア侵攻開始から一夜 ウクライナ首都“陥落”の危機

ロシア侵攻開始から一夜 ウクライナ首都“陥落”の危機

ロシアによる軍事侵攻から一夜が明けたウクライナ。きょうも首都キエフで「爆発音が聞こえた」と伝えられていて、首都陥落への危機感が強まっています。

きのう始まったロシア軍によるウクライナへの攻撃。ロシア軍のものとされるヘリコプターがキエフ近郊を飛行するなど、首都侵攻の懸念が高まっています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアの破壊活動に従事する部隊がキエフに入った」として警戒を呼びかけ、またウクライナ軍も「キエフなどで、ロシアが空爆を含む軍事作戦をとる可能性がある」と発表し、市民にロシア軍の侵攻を確認した場合、治安当局に報告するよう求めています。

アメリカCNNテレビは、ロシア軍がキエフまでおよそ32キロに迫っていると報じ、ブルームバーグは、西側諸国の当局者の話として「近くキエフが陥落しロシアの手に落ちるかもしれない」と伝えました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「きょう、私たちは137人の英雄と市民を失いました」

これまでのウクライナの死者は民間人を含め137人。そしてシュミハリ首相は、1986年に事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所がロシア軍に占拠されたと明らかにしました。地元メディアなどによりますと、大統領顧問は「チェルノブイリ原発が安全とは断言できない」と語ったということです。

アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は…

ホワイトハウス サキ報道官
「ロシア兵士がチェルノブイリのスタッフを人質に取っているとの報告に憤慨している。人質の解放を要求する」

一方、イギリス国防省は24日、ツイッターでロシアの黒海艦隊が黒海とアゾフ海のウクライナの領海に入ったと明らかにしました。アゾフ海で民間船舶の運航を止めていて、完全封鎖の準備の可能性が高いとの見方です。

また、ロシア国防省はウクライナ国内の83の軍事施設などを破壊したとしています。

バイデン大統領は…

バイデン大統領
「プーチンは侵略者だ。プーチンが戦争を選んだ。そして今、プーチンと彼の国がその責任を負うことになる」

プーチン大統領を“侵略者”と非難。新たな大規模な経済制裁では、ロシア最大の銀行を含む5つの金融機関を対象にアメリカ国内の資産を凍結するほか、半導体などハイテク部品の輸出を大幅に制限するということです。ただ一方で、最も打撃を与えるとされる銀行間の国際的な決済ネットワークからの排除や、プーチン氏個人への制裁は見送られました。

EU=ヨーロッパ連合も緊急の首脳会議を開催。金融やエネルギー、運輸部門、軍事転用可能な製品などを対象に追加制裁を科すことで合意しましたが、これに出席していたウクライナのゼレンスキー大統領はTシャツ姿。顔にはひげが目立っていました。

その後、ゼレンスキー氏はSNSで「欧米の制裁は足りない」と不満を示しています。
(25日14:51)

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