メンズコンセプトカフェ「NAカフェ」経営者ら逮捕 未成年の少女たちに何十万円も貢がせる店の“実態”とは【news23】｜TBS NEWS DIG
女子高校生らに酒を提供したとして、新宿・歌舞伎町のメンズコンセプトカフェ「NAカフェ」経営者らが逮捕されました。17歳少女が1本30万円の“シャンパン”注文も。“メンズコンカフェ”の実態とは。
「歌舞伎町に最強イケメンが大集合」と謳っていたメンズコンセプトカフェ「NAカフェ」。店に入ったことがあるという16歳の少女は…
「NAカフェ」を利用した少女（16）
「1回だけ友達と行きました、14歳のときに行きました。イケメンの派手髪が多い。ホスト（クラブ）は年齢確認があるじゃないですか、NAカフェは年齢確認が無い」
2023年1月に撮影された店内の様子。各テーブルで従業員と女性客が談笑しています。こちらのテーブルには大きなシャンパンのビンのようなものも見えます。
この「NAカフェ」の経営者・畑中卓也容疑者（41）と、当時19歳だった従業員の男が逮捕されました。2人は当時16歳と17歳だった少女らに酒を提供した疑いが持たれています。
捜査関係者によると、少女は1本30万円もするシャンパンを注文。もう一人の女子高校生はこう話しているといいます。
女子高校生（当時16）
「従業員の男に“推し活”で50万円以上費やした」
未成年が何十万円も注ぎ込む異常な空間。元従業員らに話を聞くことができました。
「NAカフェ」元従業員
「（Q.客層の年代は？）中学生が来るときがあった。（Q.中高生がお酒を飲んでいた？）普通に飲ませていた。運営の人たちが面白半分で飲ませてみたいな」
店のホームページには、500ポイントで「プリクラ同行」、2000ポイントで「シークレット」との記載があります。
「NAカフェ」元従業員
「1000円で1ポイントみたいな感じ。プリクラを“推し”と一緒に撮りに行けるなら、女子高校生も頑張って“パパ活”や違法の“風俗”をやってお金を貯めて。傍から見て『すげえな』と思った。『そこまですることかな？』と」
気に入った従業員、つまり“推し”に貢ぐために売春に走る少女もいるといいます。
NAカフェ系列の元アイドル
「月100万円使っている女の子がいたとして、『そいつはもっと稼げる』『胸がでかいからもっと稼げる』とか。（Q.女の子を物として見ている）お金を運んでくれる道具だと思っている感じの発言はみんなしていた」
それでも貢いでしまう人の気持ちもわかると歌舞伎町の少女は話します。
「NAカフェ」を利用した少女（16）
「『かわいいね』みたいな、まず褒めてくれるんですよ。そこから事情とかも把握してくれて、だから惚れちゃうかも。（Q.好きになるとお金使う）使っちゃいますよふつうに。お金使ったらカラオケも行けるし」
畑中容疑者はこう供述しているといいます。
畑中容疑者
「未成年の客に酒を提供したり、立ち入らせたりしたのであれば私に経営者としての責任がある」
警視庁によると、「NAカフェ」の売上げは1か月で1000万円以上。そのうち8割が未成年の少女を相手にした違法行為で稼いでいた疑いがあるとみて、実態解明を進めています。
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