小泉進次郎氏「実現に期待感」“第2のアクアライン”計画 SNSきっかけに再始動(2023年9月22日)

小泉進次郎氏「実現に期待感」“第2のアクアライン”計画 SNSきっかけに再始動(2023年9月22日)

小泉進次郎氏「実現に期待感」“第2のアクアライン”計画 SNSきっかけに再始動(2023年9月22日)

 東京湾を横断するかたちで千葉県富津市と神奈川県横須賀市を結ぶ道路の計画が注目されています。地元の悲願は、実現するのでしょうか。

■SNSの投稿をきっかけに再始動

 マザー牧場や鋸山があることで知られ、海と山々に囲まれた富津市。この自然豊かな町で今、盛り上がりを見せているのが、“第2のアクアライン”とも呼ばれる「東京湾口道路計画」です。

 東京湾入り口の浦賀水道を横断し、富津市の富津岬と横須賀市を結ぶ17キロの道路。7月には、富津市役所に近隣の自治体の首長らが集まり、会合が開かれました。

 富津市企画政策部 企画課 網代和貴係長:「房総地域は首都圏に近いというポテンシャルを十分に発揮できていないと言われている。(東京湾口道路実現により)人や物の流れがスムーズになることで、産業や観光の振興、雇用の創出、人口の増加、様々な効果が期待される」

 実は、この会合が行われたのは9年ぶりのこと。高度成長期の時代に国家プロジェクトとして調査が始まりましたが、時の経過とともに計画は先細りに。その後、事実上凍結されていたのです。

 再開のきっかけの1つとなったのは、「ここに橋が欲しい人、割といる説」というSNSへの投稿です。

 この投稿に5万を超える「いいね」がつきました。この道路計画に地元は…。

 地元の人:「便利ですね、できればね」「人がどんどん来ていただければ、こんなに過疎化にならない。人口が増えれば、うれしいです」

■小泉進次郎元環境大臣「実現に期待感」

 富津市と横須賀市を結ぶ「東京湾口道路計画」。ネックとなるのが、膨大な建設費用です。

 東京湾アクアラインの場合、およそ1兆4000億円に及んだうえ、構想だけで20年、建設には10年という年月も要しました。

 「実現しても30年以上先。また頓挫するのではないか」と、富津市民の頭に苦い体験の記憶が蘇るなか、強い味方が“夢の架け橋”の向こう側・横須賀市に現れました。

 自民党・小泉進次郎元環境大臣が16日、地元の病院が開催したイベントで、“東京湾口道路”実現に期待感を示したといいます。

 横須賀共済病院 長堀薫病院長:「(小泉)進次郎さんも、『人が行き来するところが栄えるんだ』と。そこで、東京湾口道路『横須賀市と富津市を道路で結ぶ』と」

 富津市の担当者は、次のように話します。

 網代係長:「まずは声を発し、最初の一歩を踏み出さなければ、何も始まらないという考えのもと、神奈川県側とも意向を確認しながら協調して進めていきたい」

(「グッド!モーニング」2023年9月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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