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高速道路「パトロール隊」密着 路上にガラス片、ネギ…異例猛暑で“トラブル”も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月18日)
秋の行楽シーズンに入り3連休の週末、首都圏の高速道路では一時31キロの渋滞が発生するなど、各地で渋滞が発生しました。
今年は記録的な猛暑の影響で、高速道路でも様々な異変が…。作業中に、ゲリラ雷雨が降りだすこともありました。
■猛暑続くと…タイヤ“バースト”の危険性高まる
日夜、高速道路の安全を守る「NEXCO東日本 高速パトロール隊」
管制室:「故障です。下りの76、プリウス左後輪バースト」
隊員:「下り76、プリウスパンク、了解」
バーストは、空気圧の不足やゴムが劣化した状態で走行することでタイヤが発熱し、破裂するというもの。猛暑が続くと、路面温度が上がりバーストの危険性も高まるといいます。
バーストした車の運転手:「走行中に、急にこうガタガタッと車体が揺れだしたんで。路肩に寄せて見てみると、後輪がバーストしていた。巻き込み事故にならなくて良かったなと結果的に」
9月にもかかわらず、この日、埼玉・寄居町の最高気温は36.2℃を記録。この運転手は、タイヤがバーストしてしまい走行ができなくなってしまったため、レッカー業者を要請し、高速道路上で待機していました。
隊員:「大変危険なので、傾斜がありますけれども、ガードレールの外側で、お待ちいただいてもよろしいですか」
停車した場所は、パーキングエリアの出口付近。交通量が多く、狭い路肩のため、隊員は運転手をガードレールの外へと誘導します。
およそ30分後、レッカー業者が到着。無事に、現場を離れました。
隊員:「停止車両よし。故障かな?」「こんにちは、高速道路のパトロール隊です。故障ですかね?」
運転手:「そうです。バーストですね」
路肩に止まっていたトラックも、右前輪がバースト。
トラックの運転手:「パンという音がして。まずいと思って、とりあえず安全な路肩の方に止めなきゃということで。何とか止められてよかったです。ちゃんと、空気圧チェックしておけば良かったなと…」
タイヤ交換をするため、修理業者を待っている状況だといいます。
隊員:「レッカーが20分で後尾警戒依頼入ってるって言ってたから、(作業が)全部終わるまで路肩規制」
およそ20分後、修理業者が到着。隊員は路肩を規制し、安全を確保。すぐ側を車が走り抜けるなか、タイヤの交換作業が終了。トラックは、再び走り出すことができました。
■高速道路上で待機…運転手らの体調にも気配り
落下物が原因で、大きな事故につながるケースもあります。
管制室:「事故入電しました。追い越しに4トン(トラック)と白色のSUV」
隊員:「本線か…ちょっと危ないですね」「行きますか」
管制室から事故の情報が入り、サイレンを鳴らし、現場へと急行します。
隊員:「いましたね」
対向車線に事故車を確認。事故の影響で、後続の車が渋滞しています。
隊員:「パトロールカーはこの先、事故急行中です。センターライン上通行します。ご協力のほど、お願いいたします」
現場へと到着すると、高速道路上に止まったトラックと白い乗用車が…。現場は追い越し車線上で、先に到着していた警察が、規制を行っていました。
隊員:「けが人とかって?」
警察:「人身事故で、けががあるっていうことで」
隊員:「本当ですか、分かりました」
事故車の元へと向かうと、白い乗用車は後方が大破していました。辺りには、事故の衝撃で車の破片が散乱。さらに、大きなじゅうたんのようなものもあります。
群馬県警高速隊によると、白い乗用車の運転手が走行中に落下物を確認、避けようとして減速。しかし、後ろを走行していたトラックの運転手は減速した乗用車に気付くのが遅れ、追突してしまったのだといいます。
追突された乗用車の運転手は、右足を負傷。車は、走行ができない状態のため、レッカー業者が来るのを待っている状況だといいます。
隊員:「体調とか、お変わりありませんか?水分とかもありますか?暑いので、気を付けてお願いします」
隊員は、炎天下の中、高速道路上で待機する運転手らの体調にも気を配ります。
隊員:「これで、さっきの。散乱していたんで、破片とかを…」
レッカー業者が来るまでの間、隊員は散乱した破片を回収。
隊員:「これで本当に散乱物も終わったんで、あとはレッカーだけ待つ感じになります」
およそ1時間後、レッカー業者が到着。
隊員B:「作業完了で、まもなく離脱します」
隊員A:「了解しました」
その後、無事に作業は終了し現場を離れました。
■雨で視界かすむ…作業中に「ゲリラ雷雨」
隊員:「すっげえ怪しい雲が…」
雲行きが怪しくなるなか、パトロールを続けていると…。
隊員B:「あれ、なんですか?」
隊員A:「なんかあるな…ちょっと止まります」
隊員B:「ああ…」
隊員A:「やべえな、これ」
隊員が突然、パトロールカーを路肩に停車。遮音壁に立てかけるように置かれた長い木材が、路肩だけでなく走行車線にも落ちていました。
木材に気づかずに、乗り上げてしまう車。パンクや事故につながりかねない危険な状況です。
隊員:「走行排除完了」
走行する車が来ないタイミングを見計らって回収。回収したのは、幅20センチ、長さ3メートルのものを含む木材3枚。パトロールカーまで運ぼうとしたその時、ゲリラ雷雨が作業中の隊員を襲います。
激しく打ち付ける雨で視界は白くかすみ、走行する車の接近が見えずらい状況に…。
隊員によると、雨で路面が濡れると光が乱反射し、落下物が発見しづらい状況になるため、特に注意が必要だといいます。
■路面補修…“ポットホール”埋める
隊員:「ポットホールっていう穴が路面に開いていまして。それを埋めてきます」
隊員が向かった先には、路面にぽっかりと空いた“ポットホール”という穴がありました。
隊員:「普通の乗用車とかが通っていくと、だんだん重さによってへこんできて、自然とヒビが割れると、はがれるんですね。はがれると、自然と穴が開いたりとか。雨とかが降ったりして風化して、穴が開いてしまう状態」
今回発見したポットホールは縦20センチ、横20センチ、深さ3センチのもの。車が穴の上を走行するとハンドルをとられ、事故につながる危険性もあるため、すぐに修復作業へ向かいます。
隊員は車の往来を確認し、タイミングをはかります。もう1人の隊員は、車の走行状況を無線で伝えます。
隊員A:「スバル通過で距離あり」
走行する車の合間を縫って、道路の修復材を入れ、すばやく路肩に避難します。
隊員B:「これより、転圧開始します」
そして、修復材を踏み固めるために再び車線へ出ようとしますが、接近する車両を警戒して、路肩に戻ります。
時速80キロ~100キロの車がすぐ横を走行する中での作業。目線を上げて警戒を緩めず、道路の修復材を踏み固めていきます。
隊員A:「軽(自動車)接近中」
隊員同士で連携をとりながら、補修作業が完了しました。
■“オイル漏れ”「放っておくと…」
「パーキングエリアでオイル漏れを発見した」という通報を受け、現場へ向かいます。
隊員B:「あー、たしかに漏れてるな。水じゃないな」
隊員A:「20、20くらいかな。20平米くらいか」
通報者は、パーキングエリアの管理者。朝、いつものように掃除をしようとしたところ、異変に気づいたといいます。
通報者:「毎日掃除しているんですけど、いつもとは違うにおいがしまして、オイルがいっぱいになっておりました。他の方にも迷惑がかかると思います。ちょっと怖いですね」
現場を見た隊員は、次のように話します。
隊員:「放っておくと、例えば他の車がオイル漏れのところを走って、少し跡になってるんですけど。そうすると、他のここ以外の場所にもオイルの範囲を広げてしまったりとか、スリップの原因。あとは環境が汚染されてしまうような事態にもつながりますね」
広範囲にわたるオイル漏れのため、専門のメンテナンス業者に協力を要請することになりました。
業者が到着するまでの間、油を吸着する特殊な粉や布でオイルをふき取り、被害は広がらずに済みました。
■約200メートルにわたって…鋭利なガラス片
隊員:「この先、落下物の情報あります。注意して走行してください」
隊員A:「加速車線です、加速」
隊員B:「加速車線にある?ああ、あれか!」
パーキングエリア出口付近の一部だけが白くなっています。
その正体は、鋭利なガラス片。大きいもので10センチ~15センチあり、およそ200メートルにわたって散乱しています。
ガラス片を避けるように走行していく車。さらに、高速道路上には、細かいガラス片が飛散。タイヤがパンクする危険性があるだけでなく、巻き上げた破片が後続の車に当たり、フロントガラスが割れる被害も考えられるといいます。
通行する車が途切れるタイミングで、作業を続けていきますが…。
隊員:「走行切っちゃうか」
交通量が多く、作業が進まないため、車線を規制することになりました。一人が後方で旗を振り、走行している車を規制している間に、素早くガラス片を排除していきます。
隊員B:「もうちょい」
隊員A:「了解です」
作業が完了すると…。
隊員:「これで走行規制、解除完了」
全車線に散乱していたガラス片は、およそ1時間で排除完了しました。
隊員:「(ガラス片が)とびはねて車に当たったら、(フロントガラスを)突き破って、もしかしたら人の体に当たって、大きなけがをしてしまう可能性がありますし、運転手さんも、高速道路を通行する前はしっかり落下物が飛ばないように、飛散防止して走行していただければと思います」
■大量のネギ…スーツケースまで
落下物の中には、こんなものもあります。
隊員B:「それだよね、多分」
隊員A:「はい」
隊員B:「持てそう?」
隊員A:「大丈夫です」
落ちていたのは、大きなスーツケース。さらに、路肩にネギを発見しました。
隊員B:「はい、よし。ネギだな…」
走行中に荷台から落ちたのか、路肩にはネギがありました。
1人の隊員が安全を確保し、もう1人の隊員は手作業でネギを回収します。
隊員:「(Q.ネギとかも落ちていると危ないんですか?)やっぱり、何かが落ちてると、それをよけようとした車両が事故を誘発しちゃったり、原因になってしまうので」
たとえ小さな落下物でも、大きな事故につながりかねないため、高速道路を利用する際には、注意が必要だといいます。
ネクスコ・パトロール関東 高崎事業所 丸山修一事業所長:「『だろう』じゃなくて『かもしれない』という気持ちで、積み荷を点検。事故についても『起きるかもしれない』、そういう意識を持っていただければ、事故の軽減にはつながると思っております」
(「羽鳥慎一モーニングショー」2023年9月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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