【幻想的光景】北海道で冬の風物詩「けあらし」 東京“88年ぶり”寒さでおでん爆売れ(2022年10月7日)
7日は全国で厳しい冷え込みとなり、関東でも冬のような寒さとなりました。東京都心の最高気温は13℃にとどまり、この時期としては88年ぶりの寒さとなりました。
湖から立ち上る白い霧。冬の風物詩「けあらし」です。
北海道ぬかびら源泉郷は7日朝にかけて、今シーズン初めて氷点下の冷え込みとなり、幻想的な光景が広がりました。
車のフロントガラスに霜が降り、観光客の眼鏡も真っ白です。
観光客:「紅葉を目当てで来たんですけど、ここまで冷え込むとは思っておらず、びっくりしています」
本州よりも一足先に色付き始めた木々の傍らでは、冬になると人里に降りてくるキツツキが鳴いていました。
日本列島の上空に流れ込んだ強い寒気の影響で、札幌では早くも初霜が降りました。さらに56年ぶりの早さで初氷も観測しています。
そんな札幌よりも、東京都心は気温が上がりませんでした。
最高気温は午前7時すぎに観測した13℃。その後、冷たい雨の影響で気温はぐっと下がり、午後1時前には今季一番の冷え込みとなりました。
夜になっても冷たい雨が降り続き、気温が上がることはありませんでした。この時期に13℃までしか気温が上がらなかったのは1934年以来、88年ぶりのことです。
12月上旬並みの異例の寒さに、街では「今シーズン初」が続出していました。
クリーニング店では、駆け込みの衣替えをする人が急増しているといいます。
小林ランドリー工場・小林史明代表取締役:「週末、寒いというので冬物のお預かりしているものを大急ぎで引き取りに来られたお客様もいました」
寒さで変わるのは服装だけではありません。
神田駅前のそば屋さんで皆さんがすすっているのは湯気が立ち上る温かいそばです。
かめや神田東口店、蔵持和夫さん:「きのう、きょうの急激な寒さで温かいそばがほとんど90%くらい。今年は特別、急に寒くなったから」
さらに、7日に飛ぶように売れていたのは「おでん」です。玉子に大根と用意した具材が次々となくなっていきます。
店主:「仕込む量が暖かい時とは全然違いますね」
各地に季節外れの寒さをもたらした寒気は、週末には抜ける見込みです。
8日の都心の最高気温は、7日よりも10℃以上高くなることが予想されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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