大川原化工機国賠訴訟が結審「間違え認め謝るべき」(2023年9月15日)

大川原化工機国賠訴訟が結審「間違え認め謝るべき」(2023年9月15日)

大川原化工機国賠訴訟が結審「間違え認め謝るべき」(2023年9月15日)

 違法捜査で逮捕・起訴されたとして機械メーカーの社長らが国と東京都を訴えている裁判が結審し、社長は「間違えたことを認め、謝るべき」と訴えました。

 大川原化工機の社長ら3人は違法捜査で逮捕・起訴されたとして、国と東京都に対して5億6000万円余りの損害賠償を求めて裁判を起こしています。

 社長らは2020年、軍事転用が可能な噴霧乾燥機を中国などへ不正に輸出したとして逮捕・起訴されました。

 しかし、東京地検は再捜査の結果、輸出規制の条件に当てはまらない可能性が出たとして起訴を取り消しました。

 これまでの裁判では、当時、捜査を担当していた警視庁公安部の男性警部補が「事件は捏造(ねつぞう)」と証言しています。

 一方、起訴した検察官は「起訴の判断に間違いはないと思っているので謝罪はしない」と述べていました。

 大川原正明社長:「結果として間違えていたことは(警察・検察が)認めて謝るべきだと思います」

 裁判は今月15日に結審し、判決は12月27日に言い渡される予定です。
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