東京にゲリラ雷雨“突然空が” 長崎に2日連続“線状降水帯”(2023年9月15日)

東京にゲリラ雷雨“突然空が” 長崎に2日連続“線状降水帯”(2023年9月15日)

東京にゲリラ雷雨“突然空が” 長崎に2日連続“線状降水帯”(2023年9月15日)

■東京にゲリラ豪雨“突然空が”

 15日午後2時ごろ、東京・六本木の天気は急変しました。ゲリラ雷雨です。秋雨前線と湿った空気の影響で列島は不安定な天気になりました。

■長崎に2日連続“線状降水帯”

 長崎は15日も“猛烈な雨”に。庭にまで雨水は押し寄せました。

 前田晴郎さん:「明け方くらいから雷を伴ってザーザー降っていた。(午前)8時くらいから一気に水の色が茶色く濁ってきて、台風でもここまでならない。主要の道路、コミュニティセンター(避難所)に行くところが崩れていた。土砂が崩れてくるのではと思い、近くの住民の家に避難した」

 14日は長崎県の南部、15日は北部で発生した線状降水帯。平戸市と松浦市では48時間雨量が9月の観測史上、最多を更新しました。佐世保市内の道路、ワイパーは追い付かず、普通に走ることもままなりません。市内を流れる川は水が茶色く濁り、濁流と化しています。住宅街を流れる江迎川も危険な水位に。身の危険を感じるほどの激しさです。普段は川底が見えるほど穏やかですが、連日の雨で一気に増水しました。氾濫の恐れがあり、周辺住民は避難するよう呼び掛けられました。歩くのも困難になるほど、道路は水浸しに。水位を測っているのでしょうか、作業は慎重です。

 地元の住民:「どうしても低くなっているけん。雨が集中的に降れば低いところに…」

 雨水は店の中にまで侵入。食料品などが売られている商店。難を逃れた品物でしょうか、棚の上に避難させています。

 右近商店 右近麻子さん:「水がぶわーって流れ込んできた。今、ちょっと引いてる状態なんですけど、結構もうこの辺まで。本当に危なかった。ギリギリくらいまでいったんで」

 足元に敷き詰めていた段ボール。思わぬ効果がありました。

 右近商店 右近麻子さん:「段ボールが吸収してくれた分、助かったというのもありますね」

 記録的な大雨に見舞われたのは長崎だけではありません。秋雨前線の活発な雨雲は九州北部の広い範囲にかかり、佐賀でも県内の道路が冠水。唐津市ではわずか半日で9月1カ月分の雨が降りました。

 大量の雨水は山にたまり、土砂災害も引き起こしています。土砂崩れが起きたのは長崎県佐世保市の山間の道路。土砂が流れ込み、2車線をふさぎました。通行止め解消のめどは立っていません。

 ランドセルが傘代わりです。九州から遠く離れた関東も午後から大荒れになります。東京は1時間に30ミリを超える激しい雨を観測しています。宇都宮では排水パイプから絶え間なく雨水が噴き出していました。横浜や川崎でもゲリラ雷雨の発生が相次ぎました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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