“解散総選挙”は最短で今秋?新内閣から後藤謙次氏が読み解く“2つのシナリオ”(2023年9月13日)
13日に発足する新内閣を国民はどう評価するのか。次の焦点は「解散総選挙」となります。
ジャーナリストの後藤謙次さんは、新内閣の顔ぶれから“2つの解散シナリオ”が考えられるといいます。
■理想は「総裁選後の解散」
1つ目のシナリオは「総裁選後の解散」です。
今回の内閣を「総裁選優先内閣」と評した後藤さんは、「岸田総理の狙いは、このまま来年9月の総裁選を迎えること。総裁選を強く見据えた陣容でなんとか来年の9月まで乗り切り、再び総裁で選ばれ、解散に打って出ることが、岸田総理にとって理想のシナリオ」と説明します。
しかし、総裁選後の解散ができる可能性は「5割以下」だとし、「そこまで、もたないかもしれない」といいます。
■年内に「追い込まれ解散」する可能性も…
そこで考えられるのが、2つ目のシナリオの「追い込まれ解散」です。
今回の内閣は、19人のうち11人が初入閣。後藤さんは「実力が未知数だ」と話します。
2024年1月には、通常国会が控えています。150日間の論戦が繰り広げられますが、後藤さんは「新しい大臣が、論戦に耐えきれない可能性も大いにある」といいます。
大臣としての資質が無いと国民に判断される可能性もあり、それが1人ではなく何人も出てくると、こらえきれずに「追い込まれ解散」となることも考えられます。
さらに、この秋に予定されている臨時国会で耐えきれなかった場合、後藤さんは「早ければ、そのタイミングで『追い込まれ解散』する可能性もある」といいます。
今回の岸田内閣について、後藤さんは「来年9月の総裁選という遠くの山を見すぎて、近くの沼にハマらないか気を付ける必要がある」と指摘していました。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年9月13日放送)
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