台風13号の爪痕 観測史上最多の雨 千葉・鴨川では川が氾濫し濁流が牧場に 「このまま経営続けるの難しい」|TBS NEWS DIG
台風13号は、川の氾濫を引き起こすなどして各地に甚大な被害をもたらしました。被害を受けた酪農家の男性は、「経営を続けるのは難しい」と厳しい現実を語りました。
最高気温が30度を超えた福島県いわき市。厳しい暑さが残る中、大雨の浸水被害で出たごみの片付けに追われていました。
床上浸水の被害にあった人
「ボランティアの人が何人か来てくれて、とても助かっている」
道路を勢いよく流れる濁流。千葉県鴨川市では台風13号の影響で、観測史上最多の352.5ミリの雨が降り、近くを流れる川が氾濫しました。
記者
「川沿いの道にはまだ土砂が残っていて、脇には倒木などが積み上がったままになっています」
濁流は水産加工の会社に流れ込み、冷凍庫が浸水しました。
金谷商店 金谷 制 社長
「下のやつはちょっと浸かっているやつとかあるので、そういうのはもちろん使えないので」
特産の金目鯛などが水に浸かって廃棄に。水をくみ上げるポンプなども壊れ、被害は数千万円に及ぶ可能性があるといいます。
金谷商店 金谷 制 社長
「一回全部きれいにしてから消毒してもらってという形にしないとなかなか難しい。まだ見通しが全然ですね。きれいに全部消毒ができてから」
隣の牧場も大きな被害を受けました。
吉野牧場の経営者
「(水が入ってきた)10分20分でどんどん水が上がってきちゃって、そこにある高さくらいまで上がっちゃったんですよ」
牧場を経営する男性は柱にしがみついて難を逃れたといいますが、牛の搾乳に使う機械など、ほとんどの設備が壊れました。
ひっくり返った車も手つかずのまま…。
吉野牧場の経営者
「大変なもんだよ。おがくずが流れたり、ここに出てるコンプレッサーも全部だめだから」
70頭いた牛は5頭が死ぬなどの被害に。牛にえさを与えることもできないため、残りの牛も他の牧場に引き取ってもらわざるをえず、「このまま経営を続けるのは難しい」と話します。
吉野牧場の経営者
「これ片づけなければ再開もできないし、最後整理してマイナスになるんだろうけど、全部埋まっちゃってるからだめなのかなと」
被災地は、今も復旧に向けた作業が続いています。
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