“土煙上げ”島の一部崩落 車バウンド 鳥居バラバラ 店散乱・・・石川・能登で震度6弱(2022年6月20日)

“土煙上げ”島の一部崩落 車バウンド 鳥居バラバラ 店散乱・・・石川・能登で震度6弱(2022年6月20日)

“土煙上げ”島の一部崩落 車バウンド 鳥居バラバラ 店散乱・・・石川・能登で震度6弱(2022年6月20日)

 19日、石川県能登地方で最大震度6弱の地震がありました。鳥居が崩壊し、物が散乱するなどの被害だけでなく、島が土煙を上げるという異様な光景も見られました。

■激しい横揺れ「すごかった」

 石川県能登半島の最先端にある珠洲市で、震度6弱を記録しました。激しい横揺れに、カメラの位置が変わってしまいました。

 珠洲市を代表する景勝地「見附島」では、島の一部が崩れ、付近から土煙が上る見たことのない光景がありました。

 撮影者:「(地震と)同時に、見附島の先端がガラガラガラガラと崩れ落ちて。砂煙が上がって」

 市内のスーパーの防犯カメラの映像。地震の瞬間、棚から商品が散乱。照明なども、左右に大きく揺れています。駐車場に止めてあった車は、バウンドしています。

 住民:「ひどかった。あんなの初めてだもん。ひどかった。すごかった」

 気象庁によると、今回の地震の震源地は、石川県能登地方で、震源の深さは13キロ。マグニチュードは、5.4と推定されています。

■コンビニ商品散乱・・・6人けが

 市街地に向かう車がよく通るという道路は、地震でひびが割れ、段差となっています。

 春日神社の鳥居はバラバラに砕け、灯籠(とうろう)も崩れてしまっています。

 壁に亀裂が入ったり、瓦が落ちたりするなど、建物などにも被害が出ました。この家は、庭にあった灯籠がバラバラに崩壊しています。

 住民:「びっくりして、まさかと思ったけどね。費用も、結構かかるんじゃないですかね。これだけじゃなくて、家の中も結構、壁が落ちたりやられてます」

 市内のコンビニでも、棚から落ちたカップ麺などの商品が床に散乱。瓶も割れています。冷蔵庫の中も、グチャグチャになってしまっています。

 住民:「揺れましたね。すごかったです」

 男性が営む酒店の店内では、酒瓶が倒れ、床などに散乱。商品が積まれた棚が動いてしまった酒店でも、割れてしまった商品の片付けに追われていました。

 わかやま酒店・橋田秋広さん:「(Q.何本くらい割れた?)本数は、ちょっと分からないですね」

 珠洲市では、これまでに手首を骨折するなど5人がけがをしています。珠洲市の市長は、次のように話します。

 珠洲市・泉谷満寿裕市長:「道路にちょっとひびが入ったとか、橋の接合部が少し隙間が開いたとか、そういったことはありますけれど。大きな被害にまでは、今のところ至っていないのかなというところですが」

■1年半で・・・140回以上の地震

 今回の地震について、気象庁は、次のように発表しました。

 気象庁 地震津波監視課・鎌谷紀子課長:「1年以上、活発な地震活動が続いている所です。そのなかで、今回は最大クラスのものが起きたと考えています」

 能登地方では、おととし12月からこれまで、震度1以上の地震が140回以上あり、19日が最大規模だったといいます。

 住民も、活発な地震活動に大きな地震が来るのでは?と身構えていました。

 珠洲市の料亭店主:「余震がずっと来てたので。いよいよ来たかと感じましたね」

 気象庁は、今後も引き続き、警戒を呼び掛けています。

 気象庁 地震津波監視課・鎌谷紀子課長:「大きな地震が起こった後というのは、大きな地震が起こりやすくなっているという性質がありますので。最大震度6弱程度の地震発生から1週間程度、注意して頂ければと思います」

(「グッド!モーニング」2022年6月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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