列島各地でクマ出没　79歳女性死亡も…襲われたか　近くの小学校に“親子3頭の足跡”(2023年10月19日)

列島各地でクマ出没　79歳女性死亡も…襲われたか　近くの小学校に“親子3頭の足跡”(2023年10月19日)

　列島各地で今週もクマの出没が相次いでいます。富山県ではクマに襲われたとみられる女性が死亡しました。

■小学校の校庭に“クマ3頭の足跡”

　16日に秋田県鹿角市に出没したクマ。栗林の中で、クマは悠々と木に登り実を食べています。

　映像の3時間前には、栗林から道路を挟んだ反対側の住宅にクマが出没。電気の検針に訪れた66歳の女性が襲われ、額やあごに、けがをして病院に搬送されました。

　人里に下りても動じないクマ。今週は、日本各地でクマに襲われる被害が相次いでいます。

　富山市では17日、女性（79）の遺体が見つかり、クマに襲われた可能性が高いとみて警察が捜査しています。

　近隣住民：「まさかこんな平地にクマが出ると思っていなかった」

　遺体が見つかった現場からわずか2キロ離れた小学校では18日、校庭でクマの足跡が見つかり、登下校時に保護者が付き添うなどの対応を行いました。

　保護者：「子どもは初めてなので、びっくりしていて『本当に？』という感じ。親としては心配」

　足跡の数から、クマは3頭で親子とみられています。

■冬眠前にエサ不足　人里に出没する恐れ高まる

　18日は福井県でも、農作業中の男性（72）が背後から襲われ、頭を6針縫うけがをしました。

　浄土寺区長：「音のするもの、鈴とかで人間がいるということを先に知らせて、クマに鉢合わせにならないようにするのが一番の対策。怖いですね。やっぱり野生だからね」

　群馬県でも、散歩をしていた女性（83）が路上でクマと出くわし、顔を引っかかれ搬送されています。

　今年は冬眠前のクマが食べるドングリが不作で、餌（えさ）を求め人里に出没する恐れが高まっていて、自治体は注意を呼び掛けています。

（「グッド！モーニング」2023年10月19日放送分より）
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