“ティラノサウルスレース”全国で大流行 秘密は?「年齢や場所を問わず行える」(2023年9月11日)
10日、新潟県でティラノサウルスレースと呼ばれるイベントが行われた。全国各地で今年だけでも70件以上行われる人気ぶり。その秘密を取材した。
■ティラノサウルスレース 30頭が大集結
参加者(50代):「すっごく楽しそうで、死ぬまでに1回やらなきゃダメだなと。1回じゃ終わらないかもしれないけれど」
参加者(20代):「一番好きです、格好良さが段違いかなと。童心にかえるじゃないですけれど、はっちゃけられたら」
北は北海道から南は沖縄まで、全国各地で行われているのが“ティラノサウルスレース”。
10日、新潟県立植物園には各地から30頭のティラノサウルスが大集結していた。
参加者:「(Q.ティラノレースがあるから参加しようと思った?)この大会のために何十分もかけてきました。どうしても(レースに)参加したくて」
参加者(50代):「こうやってスーツを着ると、別の自分に(なれる)。ティラノスーツを着たら、隣同士誰でもお友達」
参加者(40代):「子どもの前で、かっこよい姿を見せようかなと思って出てきました」
■新潟県立植物園「世代を問わず楽しめるのいい」
全国各地で大人気のティラノサウルスレースが10日、新潟県立植物園で開催された。レース前の準備運動として行われたラジオ体操も、着ぐるみで行うとこの盛り上がり。
参加者:「恐竜っていうだけでテンション上がる」「ピンクの恐竜がかわいかった」
このイベントに参加するには、自前でティラノサウルスの着ぐるみを用意する事が条件。
レースは、小学生以下が参加できる「幼獣レース」。中学生以上が競う「成獣オス」「成獣メス」の3つに分かれ、25メートル走が行われる。
ティラノサウルスレースは2017年、アメリカの企業が社員のチームワークを高めるため競馬場で行ったのが始まりだという。
去年4月に日本で初めて開催され、あっという間に人気を集めるイベントとなった。
新潟県立植物園では、10日まで恐竜などをテーマとした特別展示をしていて、その最終日に、ティラノサウルスレースを開催したのだという。
新潟県立植物園 斎藤亜希子氏:「今まで植物園や秋葉区に来たことがない人たちに来ていただきたいと思いまして、変わったイベントを開催したいと。3歳の子とか、お年召した方とか世代を問わずに楽しめるので、とてもその辺が良かったと思います」
■楽しみにしていた家族 果たして結果は?
このレースを楽しみにしていたのが、植物園の近くに住む金田さん一家だ。
母 玲子さん:「もう(テンション)爆上がりですよね。朝も一言で跳び起きるぐらいだったので、すごく楽しみだったのが分かります」
父 豊生さん:「コロナでおこもりだったもんね。こういうイベントなかったもんね」
姉 心寧ちゃん:「運動会ぐらいしかないよ」
いよいよ幼獣レースの本番。8人の子どもたちがエントリーするなか、果たして…。
結果は、姉の心寧ちゃんが2位と大健闘。妹の文寧ちゃんも見事完走した。
続いて、大人たちのレース。成獣のオス10頭がエントリーしたレースでは、転倒者が出るほどの本気ぶり。最後は、白いティラノサウルスがダントツでゴールした。
他にも「だるまさんがころんだ」ならぬ「ティラノさんがころんだ」など、様々なゲームで、子どもから大人まで楽しんでいた。
参加者(40代):「バカをまじめにやるみたいなのが、いいですよね。レースなんで上位を狙いましたが駄目でした」
金田姉妹:「(Q.また参加したい?)したい」
■大流行!開催数は去年の倍近くに
去年4月に日本で初めて行われた、ティラノサウルスレースは大流行の様相を見せている。
初めて日本でティラノサウルスレースを開催した日本ティラノサウルス保存会によると、去年は40件ほど行われたそうだ。
番組で調べたところ、今年はまだ開催されていないものを含めると76件と、去年の倍近くまで開催数が増えていて、北は北海道から南は沖縄県まで32都道府県で行われている。
大流行の理由について、日本ティラノサウルス保存会・川本直樹会長によると、「ストレス社会に生きる『ヒト』つまり私たち人類からしたら、恐竜の代名詞で豪快なイメージのティラノサウルスに変身することによって気分が開放的になれるのが魅力。また、ゲーム性が“走る”という単純なもので、年齢や場所を問わず行えるため全国的に広がった」と話した。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年9月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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