ウクライナに大規模攻撃 ロシアついに一線越える
ついにロシア軍によるウクライナ侵攻が始まりました。ウクライナ国境警備隊は、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミア半島から、多数の軍用車両がウクライナ本土側に入っていく映像を公開。
映像は、日本時間正午頃、クリミアとウクライナ本土を結ぶ道路に設置された監視カメラが捉えたものです。首都キエフにいるJNNの記者も。
「今聞こえました、爆発音ですね。キエフ中心部、大きな爆発音が聞こえました」
大規模攻撃を仕掛けたロシアがキエフに置く大使館。JNNが入手した映像は、23日、職員と見られる人々が両手に大きな荷物を持って車に運び込む様子を捉えていました。大使館職員らが退避を始めていた模様です。その翌日、日本時間きょう正午ごろ。
プーチン大統領
「特別な軍事作戦を始めることを決めた、市民を守るためだ」
ロシアのプーチン大統領は国民向けのテレビ演説で、ウクライナ東部で特別な軍事作戦を実施すると表明しました。さらに、ロシアメディアによりますと、ロシア国防省は24日、キエフなど各地の軍事施設にミサイル攻撃を行っていると発表しました。
記者
「回した?今あちらでおそらく爆発でしょうか、音は聞こえませんが、軽く火花のようなものが確認できました。こちらから10キロ先ほどをいったところだと思います」
ウクライナ国境警備隊は、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミアから多数の軍用車両が、ウクライナ本土側に入っていく映像を公開。ロシアの軍事作戦はウクライナ全土に及んでいます。一方、アメリカのバイデン大統領は。
米バイデン大統領
「この攻撃がもたらす死と破壊は、ロシアだけに責任がある」
バイデン大統領は、声明でロシアを厳しく批判。ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談したほか、24日には、G7首脳によるテレビ会合を行ったうえで、同盟国などとともにロシアに厳しい制裁を科すと明らかにしています。
こうした中、ロシアメディアによりますと、日本時間午後、ロシア国防省が「ウクライナ軍の防空システムを制圧した。空軍基地の軍事設備も破壊した」と発表。東部ハリコフ州では、集合住宅の窓ガラスが吹き飛び、煙が上がっていて、軍事施設以外にも被害が及んだ可能性が。キエフでは首都から退避しようとする車ですでに大渋滞が起きています。
(24日17:20)
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