発達障害や医療的ケア児など障害を抱える子どもの避難場所確保を「通い慣れた特別支援学校を避難所に」要望書提出|TBS NEWS DIG

発達障害や医療的ケア児など障害を抱える子どもの避難場所確保を「通い慣れた特別支援学校を避難所に」要望書提出|TBS NEWS DIG

発達障害や医療的ケア児など障害を抱える子どもの避難場所確保を「通い慣れた特別支援学校を避難所に」要望書提出|TBS NEWS DIG

災害の時に障害のある子ども達が避難所で安心して過ごすために、特別支援学校を、さらに、避難所として利用できるよう、医療的ケア児の家族らが文科省などに要望しました。

東日本大震災を経験 医療的ケア児の母親 新田理恵さん
「今ここに避難すれば安心というところが決まっていない。移動手段も含めて、いざというときに避難先でどういうふうに過ごすかが重要で、そこが一番リスクが高いと思っている。通い慣れて設備もある特別支援学校に避難できたら」

障害のある子ども達の災害対策を進める団体は、医療的なケアが必要な子ども達が、ケアに必要な電源を確保出来ないなどの理由で一般の避難所にいることが難しい状況だと指摘しています。

障害をもった子ども達や家族は、実際に被災した自宅にとどまったり、自家用車の中で過ごさざるを得なくなったりしているということです。

支援団体は、子ども達が通い慣れた場所に避難できるように、「特別支援学校」を「子どものための指定福祉避難所」として積極的に指定するよう求めていて、文科省やこども家庭庁に要望書を提出しました。

さらに、要望書では発電設備や備蓄品の確保など施設整備の充実なども求めています。

団体が行ったアンケート調査では、全国に1200校ある特別支援学校のうち、福祉避難所として指定されているのは、およそ3割の158校にとどまっています。さらに、通学する児童・生徒を優先して受け入れる「子どものための指定福祉避難所」はわずか10校です。

一方で、6割を超える315校が子どものための指定福祉避難所とすることに賛成だったということです。

一般社団法人日本小児神経学会の加藤光広理事長は、「災害はいつ起きてもおかしくない。一刻も早い備えが必要」だと早急な対応を求めています。

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