ガススタンドに閃光”爆発の瞬間” タンクローリーにも火の手迫る ルーマニア(2023年8月28日)

ガススタンドに閃光”爆発の瞬間” タンクローリーにも火の手迫る ルーマニア(2023年8月28日)

ガススタンドに閃光”爆発の瞬間” タンクローリーにも火の手迫る ルーマニア(2023年8月28日)

 ルーマニアのLPガススタンドで起きた大爆発で1人が死亡、50人以上がけがをしました。負傷者の多くが消火活動中の消防士でした。

 ガススタンドが爆発。タンクローリーにも火が燃え移るなか、懸命の消火活動が行われます。地元のメディアも集まり、撮影を続けていたその瞬間、目もくらむ光に包まれる現場。一体、何が起きたのでしょうか。

 地元メディアによりますと、最初の爆発が起きたのは26日午後7時ごろ。場所は東ヨーロッパ、ルーマニアの首都ブカレストから北西に30キロ離れたクレベディアとよばれる小さな町。出火場所はLPガススタンド。爆発が発生して炎はタンクローリー2台と付近の住宅に燃え広がり、半径700メートル以内にいる住民を避難させます。

 やがて日没になり、消火活動はいったん小康状態となった現場。地元メディアも集まり、関係者に話を聞こうとすると…。閃光(せんこう)が走り、慌てて逃げ出す消防士たち。巨大な火柱が上がり、混沌と化した現場。消火活動中に2回目の爆発が発生。消防士が巻き込まれて少なくとも26人が負傷したのです。

 ルーマニア マルチェル・チョラク首相:「今夜、イタリアとベルギーにも負傷者を搬送します。我々はできるだけ多くの人を救うため力を尽くします」

 ではなぜ、爆発が起きたのでしょうか。現場となったガススタンドは床面のコンクリートごと吹き飛ばされ、隣接する建物も爆風で破壊されています。

 地元メディアによりますと、無許可のガススタンドであり、営業はしていなかったとの情報もありますが、2008年の画像を見ると廃れた建物や草木に覆われた場所でしたが、2012年には整備されてスタンドの施設が出来上がり、その数年後には多くのタンクローリーが並んでいます。

 最近の画像を見ると敷地は出入り口も含めて塀で囲われ、看板なども出ていませんが、スタンド周辺にはタンクローリーも数台止まっていて、無許可で営業を続けていた可能性も…。

 この爆発事故で1人が死亡、50人以上が負傷しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事