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パスポート“落とし穴” 空港で飛行機乗れず涙…「残存有効期間」不足 知らない人も #shorts
この夏、海外を旅行する人が増えていますが、パスポートを巡って空港でトラブルになり、飛行機に乗れなかったというケースが相次いでいるといいます。出発直前に涙を飲んだ女性を取材しました。
■パスポート落とし穴「飛行機乗れません」
40代女性:「つい最近、ロサンゼルスとサンフランシスコとハワイに行ってきました」
4年ぶりに盛り上がり始めた海外旅行。しかし、久しぶりに必要となったパスポートに、ある落とし穴が待ち受けていました。
20代女性:「楽しみにしていたので、行けなくなるということがあまり受け入れられなくて」
8月、20代女性は交際相手とバリ島に行くため、外資系の格安航空会社のチケットを購入し、夜中2時に羽田空港のカウンターへ向かいました。
パスポートを渡すと、スタッフから「あなたはこの飛行機に乗れません。パスポートの残存有効期間が6カ月未満です」と衝撃的な発言が飛び出しました。
この残存有効期間とは、有効期限までの残りの日数のことです。パスポート自体の期限が切れていなくても、一定の期間が残っていなければ、ほとんどの国に入ることができません。
■空港でキャンセル 60万円の返金ならず
渡航先の国によって残存有効期間は違いますが、多くの国は3カ月から6カ月が必要となります。
今回の旅行先であるバリ島があるインドネシアでは残存有効期間が6カ月以上必要ですが、女性のパスポートの残存有効期間は5カ月しかありませんでした。
20代女性:「『国のルールなので、国のルールなので』って言われ続けて、諦めるしかないって感じでしたね。『本当に行けないのかな?』って泣いちゃいました」
パートナーだけが1人で旅行するわけにもいかず、泣く泣く空港でキャンセル。2人分の航空券とホテルの代金、合わせて60万円は返金されませんでした。
このように最近は残存有効期間を知らない人が多く、有効期間の不足で飛行機に乗れないケースが増えているといいます。
40代女性:「私も海外はあちこち行っているんですけど、全然知らなかったので、今聞いてびっくりです。自分がもしそれになったら、すごいショック」
■新パスポート切り替え 外務省呼び掛け
この問題を調査している経済ジャーナリストの竹内謙礼氏は、次のように指摘します。
竹内氏:「コロナが明けて、有効期限ギリギリで空港に行く人が増えているのかなと。20代の人で200人の男女にアンケートを取って、7割ぐらいが知らないという回答を出しました」
外務省は、残存有効期間が1年未満の場合には新しいパスポートへ切り替えるよう呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2023年8月25日放送分より)/a>
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