「宇都宮LRT」75年ぶり路面電車が26日開業 経済効果900億円と試算 渋滞緩和の期待も【もっと知りたい!】(2023年8月25日)
国内では75年ぶりとなる新たな路面電車が26日、栃木県に開業します。沿線ではタワーマンションの建設が進み、戸建て住宅への問い合わせも殺到しています。“ギョーザの街”宇都宮市が盛り上がっています。
■LRTで渋滞緩和へ 50分→37分の短縮に?
26日に開業する次世代路面電車“LRT”。真新しい線路を走る姿に、宇都宮市民は大盛り上がりです。
30代女性:「早く開業してほしいなって思ってて、たくさん使いたいなって思ってます」
小学5年生:「ずっと前から、何年も前から、乗りたい乗りたいって思ってて」
中でも、地元住民が期待を寄せるのが…。
40代女性:「LRTの走る鬼怒通りが結構混んでいるので。LRTだと渋滞関係ないので、便利かなと思います」
今回、開業するのは、JR宇都宮駅から芳賀・高根沢工業団地を結ぶおよそ15キロ。沿線には「ホンダ」や「キヤノン」などの工場団地があり、通勤時間には従業員の車で毎日渋滞が発生する道だといいます。
通常25分で行ける道が、通勤時には倍の50分かかることもあるそうです。それに対し、路面電車は専用の道を走るため、始発から終点まで37分でいくことができます。
「ホンダ」はLRT開業を受けて、JR宇都宮駅から工場まで運行していた従業員の送迎バスを、今月末で廃止することを決定しました。
■LRT沿線エリアが人気上昇 タワマン建設も
さらに、こんな現象も起きています。
宇都宮市内では新しい高層マンションが数多く見られます。さらに、今まさに建設中というものも多くあり、再開発が進んでいることが分かります。
不動産サイトによると、LRT沿線エリアの新築住宅に関する問い合わせは、前の年と比べておよそ6倍に増えていて、これは宇都宮市の他のエリアと比べても圧倒的だといいます。
■LRTコラボの新メニュー 車体とそっくり餃子
市はLRTの経済効果を900億円と試算していて新たな観光資源としても期待しています。
宇都宮の名物「餃子」にも、こんなメニューができました。
LRTとコラボしている餃子は、皮を竹炭で色付けし、車体の黒をイメージ。黄色のラインはチェダーチーズで再現しています。具材にも黄色のズッキーニを使い、シンボルカラーをアピールしました。お味は…?
佐々木一真アナウンサー:「ジューシーです。中は宇都宮餃子ということで野菜たっぷりシャキシャキで、おいしいです」
宇都宮餃子会 事務局長 鈴木章弘氏:「宇都宮といえば餃子。宇都宮といえばLRTという話題ができたと思います。新しい交通機関ということで、遠方からいらっしゃった方が、宇都宮が未来に向かって進んでいるなと感じていただければと思います」
(「グッド!モーニング」2023年8月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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