“プーチン氏は天才”トランプ氏暴露も ウクライナは「ロシアと国交断絶検討」(2022年2月23日)

“プーチン氏は天才”トランプ氏暴露も ウクライナは「ロシアと国交断絶検討」(2022年2月23日)

“プーチン氏は天才”トランプ氏暴露も ウクライナは「ロシアと国交断絶検討」(2022年2月23日)

 軍事的緊張が高まるウクライナ情勢です。アメリカのバイデン大統領は、ロシアのウクライナ東部への派兵命令を「侵攻の始まり」と非難し、アメリカとロシアの外相会談も中止となりました。

 ロシアのプーチン大統領はウクライナ東部の親ロシア派の支配下地域について、こう明言しました。

 ロシア、プーチン大統領:「ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国と締結した条約には、武力支援をする項目がある」

 ロシアの上院はプーチン大統領の要請を受ける形で国外への軍の派遣を認めました。

 「平和維持」のために軍を送るというロシアに国連の事務総長はこう批判しました。

 国連・グテーレス事務総長:「ある国の軍隊が同意なしに他国の領土に入れば、それは公正な平和維持部隊ではない」

 また、アメリカやヨーロッパ各国は経済制裁などを相次いで決定しています。

 アメリカ、バイデン大統領:「ロシアによるウクライナ侵攻の始まりだ。もし、ロシアがこの侵攻をさらに進めるのであれば、我々は制裁と同様にさらに踏み込む用意がある」

 アメリカは、侵攻の始まりだと新たな金融制裁を発表。また、24日に予定されていたロシアとの外相協議を中止し、米ロ首脳会談についてもホワイトハウス高官が「計画にない」と話すなど行われない見通しです。

 また、日本もウクライナ東部の親ロシア派地域に対し、関係者の資金凍結や輸出入を禁止するなどの経済制裁を発表しました。

 岸田総理大臣:「今後、事態が悪化する場合には、G7(主要7カ国)をはじめとする国際社会と連携して、さらなる措置を速やかに進める」

 しかし、各国が制裁を発表してもロシアは止まる気配を見せていません。

 噴き上がる黒煙。親ロシア派支配地域に近い火力発電所が攻撃されたといいます。

 しかし、親ロシア派からの攻撃が続いているため消火活動が行えないというのです。

 情勢はかつてないほど緊迫の一途をたどっています。

 こちらの病院では今後の侵攻などに備えて、血液の備蓄を増やしているということです。さらに献血に来る人も増えているそうです。

 ウクライナ市民:「戦争のために血液が必要です。親戚や大切な人のためなんです」

 ウクライナ西部のリビウ。こちらの病院では献血に訪れる人が去年の同じ月と比べ100人以上も上回っているといいます。

 献血担当の医師:「我々は、皆ウクライナ愛国者です。それぞれ自分のやるべき仕事をしていますが、ただし必要ならば武器を取って国を守ります」

 一方で、こんな動きも。

 英紙デイリー・メール(2月11日付):「プーチン大統領の約114億円の豪華クルーザーがドイツの港を出発した」

 イギリスメディアによりますと、ロシアへの制裁の1つとしてプーチン大統領のクルーザーが没収される可能性があるためだといいます。

 そんななか、アメリカのトランプ前大統領が独立を承認したプーチン大統領を「天才」だと称賛し、大統領時代のやり取りを暴露したとアメリカメディアが報じました。

 トランプ前大統領(ニューヨーク・タイムズ):「彼はいつもウクライナを欲しがっていた。私は『それはできない』と言ったが欲しいのは分かった」

 果たしてロシアは今後どう動くのか。一連のロシアの動きに対し、ウクライナは激しく反発しています。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ウクライナとロシアの外交を断つことについて、会見終了後すぐに取り組みたいと思っている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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