藤井七冠 「王位戦」4連覇なるか“金魚”和菓子「悔いない将棋を」(2023年8月22日)

藤井七冠 「王位戦」4連覇なるか“金魚”和菓子「悔いない将棋を」(2023年8月22日)

藤井七冠 「王位戦」4連覇なるか“金魚”和菓子「悔いない将棋を」(2023年8月22日)

■藤井七冠「王位戦」4連覇なるか

 22日午前9時、伊藤園お~いお茶杯王位戦の第5局が始まりました。22日勝てばタイトル防衛4連覇となる藤井聡太王位・七冠(21)が先手。注目の初手は、やはりお茶でした。

■“金魚”和菓子 「悔いない将棋を」

 決戦の舞台は「渭水苑」。これまで数多の王位戦の名勝負が繰り広げられてきた徳島市の料亭です。藤井七冠が午前のおやつに選んだのは、金魚鉢の中を泳ぐ金魚をモチーフにした夏に涼し気な和菓子です。金魚はようかん、水は神山産の梅シロップ味のかんてんでできているということです。 

 タイトル奪取を狙う挑戦者は佐々木大地七段(28)。過去12回の対戦で藤井七冠に4勝8敗です。

 後手 挑戦者 佐々木大地七段:「前回、1勝を挙げることができた。それをはずみにして前向きな気持ちで臨みたい」

 先週の第4局は、自身にとっても初のタイトル獲得に向けて負けられない一戦。3連敗で後がないなか、見事一矢を報いました。

 一方、「中盤の難しいところでうまく立ち回られてしまった」と振り返った藤井七冠は。

 先手 王位 藤井聡太七冠:「第4局は反省点が多かった。少しでも改善して悔いのない将棋を指したい」

 もし仮にこの局も佐々木七段に敗れた場合、来月5日、6日の第6局にもつれ込みます。永瀬拓矢王座(30)に挑戦する「王座戦五番勝負」が今月31日から始まるため、「八大タイトル独占」に向けた対局の間隔が詰まってしまうことに。

 持ち時間は各8時間。22日午後6時を過ぎると封じ手となり、23日に勝敗が決まる見通しです。
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