【第6波迫る】小池都知事「現段階で考えていない」まん延防止
5日、東京都内での新型コロナウイルスの感染者数が、新たに390人確認されました。「まん延防止等重点措置」について、東京都の小池知事は5日夜の会見で「現段階で考えていない」と述べました。“第6波”が迫るなか、備えは…。
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5日午後10時すぎ、東京都の小池知事がカメラの前に現れました。
東京都 小池知事
「オミクロン株の急激な陽性者の増加については、大変危機感をもっております。あす、モニタリング会議を開きます。そこで都の対応について議論の上、対応を考えていきたいと思います」
「現段階では、まん延防止等重点措置については、国の方に要請することは考えておりません」
――要請を考えていないというのは、どうしてなんでしょうか? まん延防止等重点措置については?
小池知事
「考えておりません。現時点で」
政府関係者によると、東京都は、まん延防止等重点措置を国に要請することを視野に政府側と調整していました。
しかし、政府関係者からは「東京は、本来の“まん延防止”の基準からすると、ほど遠い」「東京にまん延防止を適用すると、1都3県に適用しないといけなくなる」などと、慎重な声が上がっていたのです。
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5日夜、年末から少しずつ客足が戻り始めた居酒屋を訪れました。
東京都の要請に従いながら営業した2021年、売り上げは例年のわずか3割程度でした。店の壁には、去年から続くカレンダーがありました。そこには、『長かったコロナ禍のトンネルをやっと抜けられた。うれしいね。』といった書き込みがありました。
――ここ(カレンダー)に、店主の思いもずっと書かれていますね。
居酒屋店主
「(12月には)『人数制限 4人から8人に緩和』と書いた。これは徐々にいけるかな、という気分になっていたところが…」
――また規制が厳しくなったら?
居酒屋店主
「本当に去年1年苦しみましたから、また、そのような状況になってくると、もう店そのものが大変だなという感じがしますね」
5日、東京都内での新型コロナウイルスの感染者は390人。前週同曜日の76人から5倍以上に増えました。300人を超えるのは、去年9月26日以来です。オミクロン株への感染者は、新たに17人確認されました。
4日に20代の女性職員がオミクロン株だと判明した東京大神宮では5日、新たに5人がオミクロン株と判明し、感染者はあわせて6人に。都内初の“オミクロン・クラスター”となりました。
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“第6波”が迫り来るなか、東京・武蔵野市役所では、独自に備えを進めています。そこには、食品が入った段ボールが。
武蔵野市 安全対策課長
「1人分で3日分もたせられるようにしております。カップめんであるとか」
自宅療養者が3日間家から出ないで済むよう、物資を配送する取り組みです。年末に約50セットまで増やしましたが――
武蔵野市 安全対策課長
「もう少し増やしておいた方がいいのかなと思い、追加発注しました」
5日、感染の拡大を受けて、さらに50セットほど発注をかけたということで、担当者は「1月末が納期なので、ちょっとヒヤヒヤしてるんですけど、なんとか対応できるかなと」と話しています。
(2022年1月5日放送「news zero」より)
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