お盆休み明けても“猛暑”収まらず　体に蓄積される？“暑さ負債”とは(2023年8月21日)

お盆休み明けても“猛暑”収まらず　体に蓄積される？“暑さ負債”とは(2023年8月21日)

　お盆が明けても暑さが収まりません。21日も37都府県に熱中症警戒アラートが発表され、専門家は体に蓄積される「暑さ負債」、この危険性を指摘しています。この「暑さ負債」、新型コロナの感染にも影響している恐れがあるといいます。

■37都府県“熱中症警戒アラート”

　この夏、高温にさらされ続けた私たちの体。「暑さ負債」をため込んでいるかもしれません。近年、その危険性に警鐘が鳴らされています。

　医師：「暑さ負債が危険水域に達すると熱中症になったり、さらには感染症が起こりやすい体になる」

　ただ、この「暑さ負債」。その正体を知り、正しい対処法を実践すれば減らすこともできるといいます。

■夏終盤も続く　猛暑とゲリラ雷雨

　21日も列島の空は荒れています。愛媛ではゲリラ雷雨、長野ではひょうが地面にたたき付けています。

　撮影者：「雨が急に強く降り始めて、途中からひょうが降り始めた。窓が割れないか心配だった」

　天気の急変とともに暑さも収まりません。熱中症警戒アラートが37都府県に出された列島。最も暑くなったのは新潟県津川。38℃を超えています。

　夏休みも終盤。動物園はこんな暑さ対策です。

　東山動植物園　小川夏季さん：「涼しい時間帯にゆっくり楽しんでほしいというコンセプト」

　名古屋の動物園では午後8時半まで営業を延長。涼しい時間帯に元気いっぱいの動物を見ることができました。

　来園した人：「動いているところを見られて面白い。昼間は暑いので来られない。夏は夜やってくれると子どもも来られて楽しめるかな」

■体に蓄積される？“暑さ負債”とは

　都内にも暑さは居座り続け、ミストから動けません。

　去年はリモートワークだった人も目指すは“会社”です。

　通勤する人：「会社の方が涼しかったりするので、通勤の時間だけ我慢すれば」「もう出社が仕事みたいな感じ。リモートだったので、前まで」「できれば在宅したいが基本的には原則出社。会社に着けばエアコンが付いている」

　“10連休明け”という人にも厳しい暑さと現実が待ち受けています。

　10連休明けの人：「しんどいけど頑張ってここまで来られたなと。現実を受け入れて。お盆休み初日に戻れるなら戻りたい」

　“暑さの町”にも休み明けの人がいました。5日連続の猛暑日となった埼玉県熊谷。炎天下で作業を行うのは給湯器の付け替えです。重さ74キロの給湯器を運びます。

　常見電化センター　常見俊弘社長：「残暑という感じではあるが、湿気も多くて体にこたえる」

　こちらの電気店、13日から16日までお盆休み。その間に修理の依頼がたまっていました。

　常見電化センター　常見俊弘社長：「エアコンを付けたら動かなかった。水が漏れる。依頼がお盆明け多かった」

　エアコンのなか過ごした休みが明け4日ほど経ちましたが、体はまだ慣れません。

　常見電化センター　常見俊弘社長：「一度エアコンのなかの生活に慣れると外で体を動かすのは結構しんどい。暑いのに慣れていない体になってしまった」
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