ヒマワリ色?珍しいカエル発見 黄金色に黄色も 相次ぐ理由は?(2023年8月10日)

ヒマワリ色?珍しいカエル発見 黄金色に黄色も 相次ぐ理由は?(2023年8月10日)

ヒマワリ色?珍しいカエル発見 黄金色に黄色も 相次ぐ理由は?(2023年8月10日)

 ヒマワリ色かもしれない非常に珍しいカエルが見つかりました。

■ヒマワリ色?珍しいカエル発見

 先月に見つかったのは黄色のカエル。目まで黄色です。カエルを捕まえたのは、北海道北竜町に住む岡下翔一さん。

 黄色のカエルを発見 岡下翔一さん:「(職場の)ドアにくっ付いていた。ちょっと近くで見てみたら、やっぱり黄色くて『なんだこれ』ってなった」

 岡下さんによりますと、このカエルが見つかった北竜町では、ある花が見頃を迎えているといいます。

 黄色のカエルを発見 岡下翔一さん:「(北竜町は)ヒマワリで黄色で埋め尽くされているので、それにあやかって黄色いカエルが出てきたのかな」

■黄金色に黄色も 相次ぐ理由は?

 ヒマワリが見頃を迎える北竜町に現れた黄色のカエルは、ヒマワリ畑と何か関係があるのでしょうか。カエルに詳しい専門家は…。

 広島大学 両生類研究センター 三浦郁夫准教授:「ヒマワリの花の近くに寄る可能性はあると思う。自分を隠すために、あれだけヒマワリが多い町なので、ヒマワリが保護色になって今まで生き延びた可能性はある」

 三浦准教授によりますと、カエルの皮膚は黄色の色素、結晶の層、黒色の色素の三層構造になっていて、今回は黒色の色素が突然変異でなくなり、黄色くなったのではないかといいます。

 広島大学 両生類研究センター 三浦郁夫准教授:「1年間に1匹。成体に近い状態で見つかるのはとても珍しい」

 1年に1匹。しかし、これまで番組では今年に入り金色のカエルに金色のオニオコゼ。そして、金色のオタマジャクシなど頻繁に目撃されています。その理由については…。

 広島大学 両生類研究センター 三浦郁夫准教授:「これは私の考えなんですが、例えばカエルに関しては人がどんどん進出して、すみかが狭くなっている」

 三浦准教授によりますと、黄色のカエルの遺伝子を持つカエル同士が出会う確率が高くなり、黄色のオタマジャクシが生まれる可能性が高まったのではないかといいます。

 広島大学 両生類研究センター 三浦郁夫准教授:「『我々が見つける』『我々に見つかる』可能性が高くなるのではないか」

 現在、黄色のカエルはアザラシやホッキョクグマで有名な旭山動物園が保管していて、大きく育てば展示をする予定だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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