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78回目「原爆の日」 新聞部の高校生“特集号”に込めた思い…核廃絶「ゴール見えず」(2023年8月7日)
8月6日の「原爆の日」前日、広島市内で被爆体験の継承や核兵器のない世界への思いを共有するためのイベントが開催された。
イベントには、今年5月に取材した崇徳高校・新聞部員の姿もあった。
崇徳高校新聞部は、1949年の創部当初から平和や核についての取材を行ってきた。
5月に開かれたG7広島サミットでは、海外メディアの記者にもインタビュー。様々な取材を行い、先月、16面にも及ぶ「G7広島サミットの特集号」が完成。5日のイベントで、一般公開した。
崇徳高校新聞部が、特集号に込めた思いとは…。
■「核廃絶」について…感じたこと
広島「原爆の日」前日の5日に開催された平和をテーマにしたイベントで、「G7広島サミット」を取材した新聞を一般向けに公開した崇徳高校新聞部。
崇徳高校新聞部 G7広島サミット取材特別編成班 須原乃愛副代表(3年):「部員らで情報を共有しながら、昼夜を問わず、多くの場所で張り込みを行いました。そして結果的にG7各国、招待国を含め、多くの首脳らの姿を撮影することができました」
新聞部は、去年11月ごろから取材を開始した。サミット後には岸田文雄総理大臣への取材を試み、5月31日に質問を送ったところ、7月10日に直筆の署名が入った返答があった。
岸田総理からの返答:「皆さんのような若い世代が歴史の転換期とも言えるこの時代に、国際情勢や平和について真剣に考え、疑問を持ち、積極的に活動いただいていることを心強く思います」
今回新聞を作るにあたって、核廃絶については、こう感じたという。
崇徳高校新聞部 G7広島サミット取材特別編成班 坂田勇太代表(3年):「今回のG7で核兵器廃絶に向けたゴールは見えなかったと思います。ですが、スタートラインは見えたと思っています。崇徳高校新聞部は新聞という形で、被爆者の方々の思いを自分の思いにして非核、平和のためにこれからも発信、報道していきたいと思いました」
新聞部は今回、一般公開した新聞以外にも取材にまつわる品々を展示した。発表や展示を見た人は、次のように話す。
発表や展示を見た人 70代:「現場に足を踏み入れて、純粋な目で現実を見て、自分も成長するという姿、高校生らしさを感じて、期待が持てる」
発表や展示を見た人 20代:「進学とか就職で広島を離れてから、そういう意識って薄くなっていたと思うので。いい刺激をいただいたというか、私自身も日常生活に持って帰るものができたなと思いました」
■より一層…訴えていかないと
そして迎えた78回目の「原爆の日」。G7広島サミット取材班代表の坂田さんは、今回の原爆の日を意義のあるものにしたいという。
坂田代表:「今まで以上に日本だけじゃなくて、海外から目が集まる8月6日になると思っていて。今、ロシアのウクライナ侵攻とか、核兵器が使われそうな現状にある時の8・6(原爆の日)は、より強い意味を持つと思いますね。また、新たな被爆者を生まないように私たち広島県民が、より一層、訴えていかないといけないなって全体として感じますね」
■新聞は…広くバランス取れた取材
崇徳高校の皆さんが作った新聞だ。16面にわたって、G7広島サミットの特集となっています。詳しい内容について、見ていく。
見出しには「専門家に聞くサミット『大成功』の声も」とある。
カナダのトロント大学が運営するG7サミットなどの調査・研究を目的としたネットワークが、広島サミットについて、1978年にドイツで開催されたボンサミット以来、45年ぶりに「A」グレードの高評価をつけたことが伝えられている。
理由として、G7サミットにおける国内での政治運営などが、例年よりも高い水準だったことなどを挙げているそうだ。
一方で、左上の見出しには「NGOや被爆者 首脳声明に無念の声」とある。
評価された意見だけではなく、「サミットは大きな失敗だった」と振り返った、被爆者であるサーロー節子さんの意見も取り上げるなど、広くバランスの取れた取材をしていることが分かる。
そして他にも、こんな記事がある。
取材を通して芽生えた、高校生たちの決意が最終面に書かれている。
「部説」という部分には、「これからは、私たち若者が行動を起こして、未来へ核兵器廃絶の大切さを訴え続けていきたい。私たちは行動し続ける」と、強いメッセージが書かれている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年8月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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