【速報】母親ら4人を鑑定留置 神戸6歳殺害事件 供述の「食い違い」や相手の話に合わせる「迎合性」

【速報】母親ら4人を鑑定留置 神戸6歳殺害事件 供述の「食い違い」や相手の話に合わせる「迎合性」

【速報】母親ら4人を鑑定留置 神戸6歳殺害事件 供述の「食い違い」や相手の話に合わせる「迎合性」

 ことし6月、神戸市西区の自宅で6歳の男の子を殺害し、遺体を草むらに捨てたなどとして母親ら4人が逮捕された事件で、神戸地検が3日、4人の精神状態を調べるための鑑定留置を請求し、神戸地裁が認めたことが分かりました。

 鑑定留置は、4日から始まるということです。

 検察によりますと、鑑定留置されるのは、死亡した穂坂修くん(6)の母親できょうだい4人の長女の穂坂沙喜容疑者(34)、二男の大地容疑者(32)、二女の朝美容疑者(30)、三女の朝華容疑者(30)の4人です。

 4人はことし6月、神戸市西区の自宅で修くんを鉄パイプのようなもので何度も殴るなどして殺害したうえ、修くんの遺体をスーツケースに入れて自宅近くの草むらに捨てたなどの疑いがもたれています。

 また、修くんの祖母(57)を自宅の押し入れに数十回にわたって監禁したうえ、鉄パイプのようなもので複数回殴るなどしてケガをさせた疑いでも逮捕されています。

 これまでの捜査関係者への取材で、祖母が「大地容疑者が修くんの遺体をスーツケースに隠すよう3姉妹に指示していた」という趣旨の話をし、姉妹3人のうち1人が祖母への暴行について「大地容疑者の指示で行った」という趣旨の話をしていることがわかっています。

 こうしたことから、警察は、大地容疑者が家族を支配する立場で犯行に及んでいた可能性があるとみて捜査を進めてきました。

 一方で、4人の供述には食い違う点があるほか、取り調べでも相手の話に合わせてしまう性格(迎合性)が見受けられるということです。

 こうした状況から神戸地検は、専門家による精神鑑定で、犯行当時の4人の精神状態を詳しく調べる必要があると判断したものとみられます。

 鑑定留置の期間は来年の2月2日までです。

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