猛暑の中でエアコン使えず「本当にきつい」 台風6号…沖縄直撃 停電続く【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年8月3日)
2日、大型で非常に強い台風6号が直撃した沖縄では風速50メートルを超える暴風が吹き荒れ、車が次々と裏返しになりました。沖縄県内では一時、全世帯の3割が停電したということです。
■「自由の女神像」転倒…すさまじい強風
沖縄・北中城村では強風で街路樹は横倒しとなり、その先にあるピンク色の車も後部のガラスが割れてしまっています。
横転した車の所有者:「(Q.これはご自身の車?)そうです。夜中にちょっと移動しようと思って」
横転した車の持ち主によると、1日夜、前の車道に車を止めていたといいます。
横転した車の所有者:「進めないなと思って止まっていたんですけど、風でおしり(車の後部)を押されて反対に…」「(Q.けがとかは大丈夫だったんですか?)一応、大丈夫ですけど」「(Q.(車は)これからどうされる?)落ち着いたら考えようかなと」
与那原町でも、ひっくり返った車が見られました。そのすぐ近くにも、横転している車がありました。
非常に強い勢力を保ったまま、沖縄本島を直撃した台風6号。1日から暴風域に入っていた沖縄では、各地で被害が相次いでいました。
倒木だけでなく、ありとあらゆるものが飛ばされていました。
浦添市の国道58号線沿いでは、自由の女神像が転がっている光景も見られました。ビルの屋上に設置された看板は風にあおられて、今にもはがれ落ちそうです。
那覇市では、今年一番となる最大瞬間風速52.5メートルを観測しました。その他の場所でも、8月の観測史上1位となる暴風となっていました。
■倒壊した車庫の下敷き 90代男性死亡
各地で冠水も起きました。沖縄市では大潮と台風の接近が重なり高潮となり、海から住宅街へと大量の水が押し寄せていました。
近所の人によると、倒壊した建物は空き家で、けが人はいないとみられています。
沖縄県によると、大宜味村の住宅で暴風の影響により車庫が倒壊し、90代の男性が下敷きとなって死亡しました。
この他にも風にあおられて転倒するなど、けが人は少なくとも45人に上っています。
台風の影響により、沖縄では一時、全世帯の3割にあたる約22万戸が停電となり、現在も多くの地域で停電が続いています。
■灯されたローソク エアコン使えず断水も
宜野湾市に住む川村早季子さんの家の中へ上がらせてもらうと、リビングにはローソクが2つ灯されていました。
川村さん:「(Q.電気つかないんですね)つかないです」「(Q.いつごろから停電に?)きのう(火曜日)の午後10時半ぐらいに消えましたね」「(Q.一番困っていることは?)暑いですね、とっても。エアコンもつかないし、扇風機もつかないし、変に(うちわで)あおいじゃうと、ローソク消えるので…」
窓を開けているものの、入ってくる風も生暖かく、冷蔵庫の中も外気と変わらない温度となっていました。
薄暗い部屋での時間潰しは、小学5年の娘と小学3年の息子とのカードゲームだったのですが…。
泰生くん:「熱っ!!」
カードの色が分からずに、ろうそくの火に近づけて確認していました。
川村さんの住む地域は停電だけではなく、水も止まっていますが、浴槽に水をためていたおかげで、手洗いなど必要最低限のことはできているといいます。またガスは通じているため、暗い中でもスマートフォンのライトを使って、調理もできているといいます。
家族で笑いながら、苦難を乗り越えようとしていますが、猛暑の中での電気のない生活はかなり厳しいといいます。
川村さん:「暑いのが、本当にきついですね」
葉羽ちゃん:「汗びしょびしょ」
川村さん:「(けさは)暑くて暑くて起きましたね。暑くて4時くらいに起きて、子どもたちも暑くて起きて」
(「羽鳥慎一モーニングショー」2023年8月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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