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訴え続けた『反戦と平和』 作家・森村誠一さん(90) 死去(2023年7月24日)
作家の森村誠一さんが、肺炎のため亡くなりました。90歳でした。
森村さんが書き続けてきたのは、重厚な社会的テーマ。『人間の証明』をはじめ、『終着駅』シリーズなど、多くのミステリー作品が、映画やドラマになりました。
そして、ノンフィクション作品が社会的な反響を呼ぶこともありました。1981年に発表した『悪魔の飽食』。第二次世界大戦中、日本軍が行った人体実験を告発する内容で、60人以上の証言を集め、世に問いかけました。
森村誠一さん(当時49):「生存者が終戦時に731部隊の秘密を死んでもしゃべるなという命令を上級幹部から受けてましてね。その命令を忠実に守っていた。戦争の中の狂気といいますか。狂気に国民が取りつかれると、平然と一般の市民・医者が行えるというということを訴えることによって、新しい戦争の抑止力になればと」
『訴えることが、新しい戦争の抑止力に』。伝え続けたのは、反戦と平和でした。
森村誠一さん(当時54):「(戦後)わずか42年の間に、私たち日本人は戦争の恐ろしさも、戦前・戦中の人間的自由のすべての弾圧の恐ろしさを忘れている。語り継がなくなっている。日本国民の意識の風化を恐れるべきではないか」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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