米で竜巻、ファイザー工場直撃で医薬品不足に懸念 熱波襲うギリシャで山火事拡大(2023年7月21日)
アメリカで巨大な竜巻が発生し、大手製薬会社「ファイザー」の工場が被害を受けました。医薬品不足への懸念が広がっています。
■「注射剤」3割を製造 医薬品不足に懸念
住宅を襲う猛烈な風。まるで引き剥がされるように屋根が飛ばされていきます。アメリカ南東部ノースカロライナ州で発生した巨大竜巻はワクチンで有名なファイザー社の工場を直撃。被害前の画像を見ると、3階ほどの高さの建物はめくり上げられるように破壊されています。天井は崩れ、建物内がむき出しになり、大量の医薬品などが施設内に散乱。アメリカの病院などで使われる「注射剤」の30％を製造する世界屈指の工場であり、今後、医薬品不足も懸念されています。
現在、立て続けに気象災害に見舞われているアメリカ。アリゾナ州では観測史上初めて19日連続で43℃以上を記録するなど、異常な高温が続いています。
■熱波襲うギリシャ 山火事が拡大
さらに熱波はヨーロッパでも…。ギリシャでは猛暑により大地は乾燥、国内で同時多発的に起きた山火事。
地元の住民：「あちこちで山火事が起きています。消防隊はまだ来ていません」
ギリシャだけでなく、イタリア、スペインなどヨーロッパ各地で記録的な高温を観測。海外メディアによると、熱波の原因について地中海南部に高気圧が閉じ込められていることや海水温の上昇などを挙げています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
