高尾山で“サンダル登山やめて” 「つまずいて転倒」下山で続出…外国人観光客も殺到【もっと知りたい!】(2023年7月21日)

高尾山で“サンダル登山やめて” 「つまずいて転倒」下山で続出…外国人観光客も殺到【もっと知りたい!】(2023年7月21日)

高尾山で“サンダル登山やめて” 「つまずいて転倒」下山で続出…外国人観光客も殺到【もっと知りたい!】(2023年7月21日)

 コロナ禍が明け、高尾山には多くの登山客が訪れています。こうしたなか、目立つのは軽装で登山をする人たちです。都や警視庁はサンダルでの登山をやめるよう呼び掛けています。

■インドからの団体客 カレーパーティー開催も

 夏山シーズンが到来しました。高尾山には年間300万人が訪れ、「世界一登山者が多い」とも言われています。都心から電車で1時間ほど、「ミシュランガイド」で最高ランクの星3つを獲得していることもあり、外国人観光客が多く訪れていました。

 アメリカから来日:「日本の文化と伝統を学びに、アメリカで日本の伝統を伝えられるように」「(Q.疲れました?)とても疲れたし、とても暑い」

 インドからの団体客は持ち寄った料理を広げ、カレーパーティーです。

 インドから来日:「(Q.これは何を食べている?)インドの料理です。ご飯と豆カレー」「(Q.歩いて登ってきたんですか?)そうです」「((Q.疲れました?)うん、すごく疲れました」

 麓から山頂までは1時間半ほど。高齢の登山客も山歩きを楽しんでいました。
 
 登山客(70代):「(Q.どこから?)広島の江田島から、50年ぶりにね。1時間20分~30分くらいかかったかな。登りやすい。誰でも来られますね」

■“サンダル登山”増えるなか…つまずき転倒も

 気軽に登山できる一方で、ほとんどヒモだけといった足の指が出ているものなど、街中を歩くようなサンダルでの登山が後を絶ちません。厚底サンダルで登山する女性も見られました。

 サンダルで来た登山客:「簡単なルートで来ると、このサンダルでも全然大丈夫なんです。でも、私くじきそうになったよね。このサンダルでくじきそうになった。サンダルのせい、自分のせい。親に止められて、『こんな(服装)でいくな』と。これで来ちゃいました」

 男性4人組のうち、3人がサンダルです。舗装されていない登山道で転倒したそうです。

 サンダルで来た登山客:「ちょっと、すりむいちゃいました。つまずいて転んじゃって友人が走ってて、『待って』と追い掛けていたら、木の枝に突っ掛かって。決してなめていたわけではないんですけど」「なめてるよ」「(Q.下山が転びやすいので気を付けてください)一番安全なルートで帰ります」

 日本山岳ガイド協会の武川俊二理事長は、「コースによっては、しっかりと登山の格好が必要になることだけ注意した方がいい。街の格好で歩いてしまうと大きな失敗をする可能性が高い」と指摘しました。

■アルコール飲むと注意 熱中症リスクも

 頂上では、お酒を飲む人も多くいました。

 登山客:「ビール最高!山頂でビールを飲むのはおいしいです。この景色自体がアテになるので、すごくいいですね」

 アルコールを飲んだ場合は登山道で下山するのではなく、ケーブルカーの利用が推奨されています。さらに熱中症のリスクもあります。

 武川理事長:「仮に日陰だとしても、やはり脱水症を起こす、熱中症を起こす要因をはらむ。街中を歩いているのとは違うと、意識しないといけない」

 都や警視庁はけが防止のため、長袖、長ズボン、帽子、滑りにくい靴の着用を求めるとともに、サンダルでの登山をやめるよう呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2023年7月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事