タイ首都「バンコク」じゃなくなる?変更案で大騒ぎ(2022年2月21日)
タイの首都といえば「バンコク」。誰もが知っているこの名称が、もしかしたら今後、使われなくなるかも知れないという騒動が起きています。
実は、「バンコク」というのは、主に外国人に親しまれている“通称”です。では、地元タイの人は・・・。
バンコク在住者:「(Q:タイの首都は?)クルンテープ・マハナコーン」「(Q:タイの首都は?)クルンテープ・マハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャターニー・・・あっ、だめです。覚えてなかった。ものすごく長いんです」
そう、バンコクの正式名称は「クルンテープ・マハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」。世界で最も長い首都名といわれているのです。
さすがにタイの人も、普段は冒頭の部分だけをとって、「クルンテープ・マハナコーン」と呼んでいます。
タイ政府も英語表記には、「クルンテープ・マハナコーン」と「バンコク」の2つを併記していました。
ところが、今月、内閣が承認した名称の変更案で、「バンコク」の部分にカッコが付けられていたことから、さあ大変です。
今後は、外国人向けにも、原則「クルンテープ・・・」を使わなければいけないのかと大騒ぎになりました。
タイの主要英字メディア「バンコクポスト」も、今回の件を1面で伝えています。
タイ政府は、国内の大混乱を受けて、変更はあくまで「表記上」のものだと火消しに走りました。
これまで通り「バンコク」も使えるとの見解を示し、市民に対し、冷静になるよう呼び掛けているということです。
(「グッド!モーニング」2022年2月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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