「女の子はできない」 寺島しのぶ(50)“異例抜擢”歌舞伎の舞台へ(2023年7月18日)

「女の子はできない」 寺島しのぶ(50)“異例抜擢”歌舞伎の舞台へ(2023年7月18日)

「女の子はできない」 寺島しのぶ(50)“異例抜擢”歌舞伎の舞台へ(2023年7月18日)

 歌舞伎界で異例の発表です。寺島しのぶさん(50)が歌舞伎座の10月公演にメインキャストで出演することが分かりました。

 60代女性:「(寺島しのぶは)昔から歌舞伎に出たいという意識があったんですけど、歌舞伎は昔から女性が出られないというのがあって、それで寺島しのぶさんすごく悔しかったと聞いたので、それで(女性が舞台に立つこと)が実現できるので、ぜひ頑張ってほしいと思いますし、見に行こうと思います」

 50代女性:「いつかはあの人だったら、やるんじゃないかなと思っていました。驚きはあるけど、いつかは必ず変わっていくもの」

 寺島さんが出演する演目は「文七元結物語」という人情噺(ばなし)で、映画監督の山田洋次氏が演出を務めます。寺島さんの父は人間国宝・尾上菊五郎。弟は尾上菊之助。歌舞伎一家で育った寺島さん。女性として、歌舞伎俳優についてこう話していました。

 寺島しのぶ(50)2010年テレビ朝日のインタビューから:「たぶん10歳くらいかな。そこで気付いたんですよね。女の子は歌舞伎できないんだって思ったんですよね。そこからありとあらゆる稽古を一切やめましたね。歌舞伎を一切見なくなっちゃいましたしね。ある期間は」

 専門家は、こう指摘します。

 佛教大学歴史学部(日本芸能史)斉藤利彦教授:「歌舞伎の殿堂である、歌舞伎座というひのき舞台に成人女性が本興行で立つのは大変、大きな快挙と思います」

 寺島さんがブログを更新。意気込みをつづりました。

 寺島しのぶ(50)コラム「ほどほどに」から:「ワクワクしているのか、ビクビクしているのか自分の中でまだよくわかっておりません。人生一度きり、歌舞伎座の怪人に摘み出されないように、謙虚にそして舞台ではお客様に楽しんでいただけるように力を合わせてやらせていただきたいと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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