猿之助容疑者を再逮捕へ…父親への“自殺幇助”疑い 専門家「執行猶予の可能性も」【もっと知りたい!】(2023年7月18日)

猿之助容疑者を再逮捕へ…父親への“自殺幇助”疑い 専門家「執行猶予の可能性も」【もっと知りたい!】(2023年7月18日)

猿之助容疑者を再逮捕へ…父親への“自殺幇助”疑い 専門家「執行猶予の可能性も」【もっと知りたい!】(2023年7月18日)

 歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)について、警視庁が父親の段四郎さんに関しても自殺幇助(ほうじょ)の疑いで、18日にも再逮捕する方針を固めたことが分かりました。

■母親に続き…父親への“自殺幇助”疑い

 市川猿之助容疑者(当時35):「猿之助という名前は、僕の中では神様に等しいような憧れの名前。歌舞伎というものを末永く守りたい」

 順風満帆に見えた芸能生活。“あの日”を境に、すべてが一変しました。

 3週間前、母親への自殺幇助の疑いで逮捕された猿之助容疑者。今度は、父・段四郎さんへの自殺幇助の疑いで、18日にも再逮捕されることが分かりました。

 父・段四郎さんはかつて会見で、息子への思いをこう語っていました。

 段四郎さん(当時65):「僕では大きくできなかった名前を、二代目亀治郎が大きくしてくれたので、亀治郎という名前も捨てがたい、寂しい思いがしましたけれど。将来的に考えると市川猿之助を継いでいくことが非常に重要なこと」

 司法解剖の結果、両親の死因は、向精神薬中毒とみられています。

 猿之助容疑者(警視庁によると):「両親が睡眠薬を飲んだ。両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません」

 段四郎さんは要介護の寝たきり状態で、認知症も患っていたと言われていました。

 猿之助容疑者の行きつけ店・女将:「(最近は)お母様ずっとお父様のご看病だったんでしょうね。あまりお姿、見掛けなかったけど、(猿之助容疑者に)『お元気?』っていらっしゃる度に伺うと、『元気よ、言っとく』なんておっしゃって」

■専門家「執行猶予という可能性が高い」

 捜査のポイントになるとされていたのが、段四郎さんに自殺する意思があったのかどうかです。

 段四郎さんの自殺が本心でなかった場合など、猿之助容疑者が薬を飲むように仕向けたとなれば、殺人容疑での立件もあり得るとみられていました。

 今回、段四郎さんへの自殺幇助の疑いで再逮捕されることについて、専門家は次のように話します。

 若狭勝弁護士:「自殺するという気持ちを表明することが、父親にできたのかという点をポイントに置いて、父親に対する経緯とか、(猿之助容疑者から)取り調べで事情をずっと聞いてきたと思われます。その結果、(猿之助容疑者の)供述通り、父親も自殺するという気持ちが認められた」

 猿之助容疑者に科される量刑については…。

 若狭弁護士:「自殺幇助は通常の殺人罪に比べると、かなり刑が軽くて、6カ月以上7年以下の懲役と法律で決まっていますので。おそらく、2つの自殺幇助ということであったとしても執行猶予という可能性が高いと思います」

 厚生労働省は、先の見えない不安や生きづらさを感じている人は1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう呼び掛けています。

▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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