大迷惑100頭超シカの大群が牧場にえさを食い散らかす(2023年7月5日)

大迷惑100頭超シカの大群が牧場にえさを食い散らかす(2023年7月5日)

大迷惑 100頭超シカの大群が牧場に… えさを食い散らかす?(2023年7月5日)

 北海道南富良野町の公共牧場。栄養豊富な牧草を牛に食べさせるのですが、特にこの2、3年、シカが大量に侵入するようになったといいます。

 ふらの哺育育成センター 及川栄樹社長:「シカは良いとこ取りをして、おいしい部分を食べて、牛は栄養価の少ない繊維質のところばかりを食べている」

 刈り取った牧草を子牛に与えている男性によると、シカが先に食べてしまうため、年2回刈り取る予定がおととしも去年も1度しか刈り取れなかったといい、影響が出ています。シカはなぜ牧場にやって来るのでしょうか。

 北海道立総合研究機構 エネルギー・環境・地質研究所 亀井利活研究主任:「山の中を一生懸命、餌(えさ)を探し回るよりも(牧場は)一歩歩けば確実に餌があって、無限に餌が続く状態。しかも牛や馬がいることでハンターが入れない状況でシカにとってはより安全」

 北海道のシカは明治初期には乱獲などで絶滅寸前でしたが、その後の保護政策などでここ30年ほどは急増。影響は牧場以外でも出ていて、昨年度、北海道では列車とシカの衝突が過去最多の2881件に上っています。
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