いまだ124世帯217人が避難生活 9月1日の警戒区域解除に向けて住宅の修繕作業始まる 熱海・土石流災害から2年|TBS NEWS DIG
28人が死亡した静岡県熱海市の土石流災害からきょうで2年となり、被災地は追悼の祈りに包まれました。
熱海市伊豆山地区です。土石流は、この急峻な斜面をものすごい勢いで下っていきました。被害の大きかった地域は、現在も警戒区域に指定されていて、人が住むことはできません。
被災地は少しずつ片付け作業が進んでいますが、人々が抱えた心の傷はそう簡単に癒えるものではありません。
きょう行われた土石流の犠牲者を追悼する式典では、遺族などが祭壇に花を手向けました。
土石流が発生した午前10時28分には、被災者などが黙とうを捧げました。
熱海土石流災害では28人が死亡。土石流は上流部に違法に積み上げられた危険な盛り土が崩れたことが原因だったとして、全国一律に違法な盛り土を規制する「盛土規制法」が今年5月に施行され、国の法制度も変わりました。
28人が死亡した責任の所在をめぐり、遺族などは盛り土の前と現在の土地所有者と熱海市、静岡県を刑事、民事の両面から追及しています。
被災地は今も自由に立ち入りができない警戒区域となっていて、124世帯217人が避難生活を送っています。被災者たちの生活再建は急務で、9月1日の警戒区域解除に向けて、帰還を希望する人の住宅の修繕作業がきのうから始まりました。
一方で、復興計画を巡る市の方針は二転三転する事態となっていて、被災した人からは「何も変わっていない」「言い訳しないでほしい」といった憤りの声があがっています。
2年たった今も、被災者の生活再建は道半ばです。
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