暑さの影響でスズメバチに“異変” なぜ?手を刺される人が続出(2023年6月29日)
屋根や地面に雨がたたき付けるのは鳥取県です。
動画を撮影した人:「台風の時のような斜めに風がものすごく吹いて荒れていた」
29日も各地でゲリラ雷雨が発生しました。
危険な“ゲリラ雷雨”と同時に危険な“暑さ”もやってきます。29日に全国一の暑さとなったのは静岡。気温は35℃を超え、今年初の猛暑日となりました。
“暑さの町”も危険な状況です。2日連続の真夏日となった埼玉県熊谷市。まだ6月、まだ梅雨明けもしていないなか、すでに危険な状況です。熊谷市内にある病院に体調不良を訴える40代の男性が搬送されました。
搬送された男性:「ぼーっとしている。外で(仕事)やってた。めっちゃ寒い」
埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:「自分でまずいと思って頭から水をかぶったが、なかなかよくならなくて、搬送されてきた。典型的な炎天下で頑張りすぎた症例」
過酷な現場となったのはエアコン修理業者です。
当然、エアコンが使えない現場。安全管理上、長袖や長ズボンで原則、腕まくりもできません。
おうちサポートつねみ(エアコン修理業者)・伊藤健店長:「熊谷は蒸し暑いのでエアコンがないと過ごせないと思う」
29日は一人暮らしの50代男性の依頼です。エアコンが水漏れし、交換したいとのこと。
依頼主:「風呂上がりは地獄のような感じ。窓全開にして換気扇回して少しでも風を回していた」
エアコンが使えない室内で作業すること1時間半。
依頼主:「快適な夜を迎えられそう」
29日、東京は最高気温が33℃を超えて今年一番の暑さとなりました。
戦う相手が暑さだけではない人も。そう、スズメバチハンターです。ハンター歴15年の林さん。ハチから命を守るのに欠かせない防護服は、この暑さで…。
総武ハチ駆除サポート・林節さん:「サウナ入っている感じ。ロウリュウですね、整っちゃいますよ」
脱いだり、着たり。涼しい時の何倍もの作業時間を要します。
総武ハチ駆除サポート・林節さん:「ハチに刺されて死んじゃうより、暑さで死んじゃう」
防護服での活動時間の限界は3分ほどでした。暑さの影響は他にもあります。この日、回収したハチの巣からハンターは異変を感じ取っていました。
総武ハチ駆除サポート・林節さん:「丸くなるスピードが早い」
そして今、今年の暑さの影響で特に手をハチに刺される人が相次ぐ事態に。6月なのに真夏日が続出。この暑さでハチの活動にも異変が。実は今、SNSで手をハチに刺されたと報告する人が相次いでいます。ハチに刺された人は…。
ハチに刺された人:「ブドウの農家をやっているんですけど、帽子を取ろうとしたら指先にチクッと衝撃が走って、こんなに早く出てくると思わなかったので、手袋を着用していなかった」
ハチの活動は梅雨明けが本番。果物に群がるハチには慣れっこの農家も油断して手を刺されるなど活動時期が早まっているようです。
総武ハチ駆除サポート・林節さん:「7月2週目くらいになると、あのくらいの大きさはよく見られる。気持ち早いかなと」
ハチの活動が早まれば、その分スズメバチハンターの稼働も前倒し。
総武ハチ駆除サポート・林節さん:「(Q.この後は?)一応まだ2件入っていますね」
夏本番はこれから。スズメバチハンターの夏も長くなりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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