【現地報告】ウクライナ“反転攻勢” 戦線拡大か ロシア占領の集落の方角から「煙が上がる様子」を捉える 南部前線を取材|TBS NEWS DIG
ウクライナ情勢です。ロシアで起きた反乱による余波が続くなか、ウクライナ軍は反転攻勢の戦線を拡大し、進展が伝えられています。ウクライナ軍が攻勢を強める南部の前線付近にJNNの取材団が入りました。
ウクライナ南部ヘルソン市。ロシア軍の前線まで5キロほどの場所です。付近には破壊された軍用車両や最近の攻撃でできたとみられるクレーターも見られます。
記者
「ヘルソン市内です。川が見えてきましたが、あれがドニプロ川。橋が架かっているのが分かりますが、橋の東側がロシア軍が占領している場所になります」
去年、ロシア軍がウクライナ軍の進行を食い止めるために爆破したとみられる「アントノフ大橋」は、いまも壊れたままです。
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、ウクライナ軍がこの橋付近から川を渡ってロシア軍が支配する向こう岸に拠点を築き、ロシア軍は押し戻せずにいると分析。
イギリスBBCなど複数のメディアはウクライナ軍が渡河したあと、さらに進軍を続け、ロシアが占領する集落で戦闘が始まった可能性を指摘しています。
取材中も…
記者
「いま、煙が確認できます。あそこの場所がロシア軍とウクライナ軍によって非常に激しい戦闘になっているのではないかと言われているような場所です」
JNNのカメラも、戦闘の可能性が指摘される集落の方角から煙が上がる様子を捉えました。
ウクライナではほかにも、南部ザポリージャ州や東部ドネツク州でウクライナ側が反攻をしかけ、戦線が拡大していると伝えられています。
一方、アメリカのウォールストリートジャーナル紙は欧米の当局者の話として、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏がロシア国内で起こした反乱について、その一部として、プリゴジン氏がショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長を拘束することを計画していたと報じました。
しかし、ロシアの情報機関が実行予定日の2日前に計画を把握。その動きを察知したプリゴジン氏は反乱の動きを早めて南部の軍事施設を占拠したということです。
また、プリゴジン氏は自身の考えを軍の副司令官・スロビキン氏に事前に伝えていたとも報じています。
複数のロシアメディアはスロビキン氏が当局に逮捕されたと伝えています。
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