“原発制圧”ロシアの狙いは? 緊迫ウクライナ 非難必至

“原発制圧”ロシアの狙いは? 緊迫ウクライナ 非難必至

“原発制圧”ロシアの狙いは? 緊迫ウクライナ 非難必至

原発に対する攻撃情報、世界全体に影響を及ぼすことが考えられますが、ロシア側にはどんな狙いがあるのでしょうか?モスクワ支局長の大野記者から中継です。

たった今、入ってきた情報です。ロシア国防省はザポロジエ原発について、先月28日からロシア軍の管理下にあると発表。攻撃はウクライナ側の破壊工作部隊によるものだと主張しています。

ザポロジエ原発はウクライナで最大の原発でヨーロッパでも最大級だといいます。この原発を抑えるというのはロシアにとって戦略的にも重要で、都市部などへの電力供給をコントロールすることでウクライナ側を揺さぶる狙いもあるとみられます。

ただ、原発への攻撃は危険極まりない行為であり、事故が起きればロシア側への被害も予想されます。今回の攻撃がどのような経緯で行われたのか注目されますが、ロシアが攻撃を認めれば、国際社会からさらなる非難を浴びることは必至です。

こうした中、ロシアでは政権の公式見解に沿わない報道を規制する動きが加速しています。イギリスの公共放送BBCのサイトへのアクセス制限が行われ、現在、閲覧できない状態となっています。なお、国際放送についてはいまのところ支局でも視聴できています。

これに先立ち、ロシア外務省は3日、BBCがロシア国内の政治や安全保障に悪影響を与えていると指摘。ただ、証拠などは示されていません。国内の独立系メディアだけでなく欧米メディアにも矛先を向け始めた形で、プーチン政権による締め付けは今後一層強まりそうです。
(04日18:26)

TBS NEWSカテゴリの最新記事