長生村議長 罰金刑も議員続ける 村長困惑「ふるさと納税が…」(2023年6月28日)
女性職員に暴行したとして略式起訴された千葉県長生村の東間永次村議会議長(77)。「やり残したことがある」と議員を続ける発言をしていたなかで、議長の辞任届を提出していたことが分かりました。その真意はどこにあるのでしょうか。村のトップが取材に応じています。
千葉県で唯一の「村」である長生村。そんな人口1万4000人足らずの村を揺るがしたのが東間議長です。4月、公用車を運転していた20代の女性職員にけがをさせた傷害の罪で略式命令を受け、罰金20万円を全額納付しています。
長生村議会・東間永次議長:「だいぶ飲みましたので、正直言って記憶にないのが現状。まだやり残したことがありますので、まだこのまま続けさせていただければありがたいなという気持ち」
議会では、暴行事件について「覚えていない」を通した東間議長。村議会がこれまでに2度、議員辞職を勧告する決議を可決するなか、議員を続けるとしていました。一方で突然、議長を辞任するというのです。話を聞こうと議長の家を訪ねると。家の呼び鈴はロープの先です。そして、郵便ポストもロープの先です。
郵便局員:「(Q.あそこに入っていかないと?)そうなんですよね」「(Q.困りますよね?)そうですね」「(Q.どうしますか?)入っちゃおうかな」
そんななか、村のトップに話を聞くことができました。
千葉・長生村、小高陽一村長:「『お前のところには寄付なんかしない』と、かなりイメージダウンが激しい」
26日夕方、議長を辞任する届け出を本人自ら提出したという東間議長。一方で、議員は辞めないといいます。
長生村議会・石井俊雄議員:「議長を辞めるから議員は続けさせてほしい、認めてほしい、納得してほしいというのが、内容で伝わってきているが、認められない。断固として、議員を辞めるべきだと。多くの村民が言っている言葉です。往生際が悪い」
確かに東間議長、議会でもこう話していました。
長生村議会・東間永次議長:「(取り調べ中に)検事さんから言われたことは『お酒は絶対にやめなさい』と。『議員を辞めろ』とかそういうことは言われませんでした」
これに長生村の人は。
村民:「(議員を続けるのは)やっぱりダメ。人は良いんだけど、長くやっているとワンマンになりがちですから。村長よりも発言権は上なぐらいじゃないですか。噂ではね」
千葉・長生村、小高陽一村長:「あってはならない事件だった。私が11年前に村長に就任したときの『ふるさと納税』は10万5000円だった。担当と色々相談を重ねて力を入れてきた結果、4年前に10億7000万までいって千葉県1位になれた。この事件で一気に『お前のところには寄付なんかしない』という電話がきたり、かなりイメージダウンが激しい」
東間議長は30日、議会が開かれ辞任する届け出が可決されれば、議長を辞職することになります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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