ジョーカー初公判で起訴内容を一部否認転機は1年前の恋人との別れと弁護側死にたいと考えるようになったTBSNEWSDIG

ジョーカー初公判で起訴内容を一部否認転機は1年前の恋人との別れと弁護側死にたいと考えるようになったTBSNEWSDIG

「ジョーカー」初公判で起訴内容を一部否認 転機は1年前の恋人との別れと弁護側「死にたいと考えるようになった」|TBS NEWS DIG

おととしのハロウィーンの夜に東京・調布市の京王線車内で「ジョーカー」に扮した男に乗客が切りつけられ、車内が放火された事件。殺人未遂などの罪に問われている男が、初公判で起訴内容を一部否認しました。

ハロウィーンの夜を震え上がらせた事件から1年8か月。映画の悪役「ジョーカー」に扮し、犯行後にたばこを吸っていた無職の服部恭太被告(26)。

きょうの初公判には、丸刈りの頭髪に黒いスーツ姿で現れ、小さな声でこう述べました。

服部恭太被告
「男性をナイフで傷つけたこと、ナイフを持っていたこと、火をつけたことは認めます」

服部被告は乗客の男性(72)をナイフで刺して大けがをさせ、その後、車両に火を放ったことは認めました。しかし、火を放った先にいた乗客12人を殺害しようとした罪については…

服部恭太被告
「男性以外が殺人未遂の対象になるかは分かりません」

弁護側は殺人未遂罪の成立を争う姿勢を示しました。

検察側は犯行に及んだ動機について、こう指摘しました。

検察官
「大量殺人をして死刑になりたいと考えるようになった」

一方、弁護側は、事件のおよそ1年前、被告に大きな転機があったことを明らかにしました。

弁護人
「被告は中学3年の頃から付き合っていた交際相手と婚約をして同棲していたが、誕生日に別れを告げられた。仕事のトラブルもあり、『死にたい』と考えるようになり、確実に死ぬために死刑になろうと考えた」

走行中の電車を犯行現場に選んだ理由。検察側は、「服部被告が影響を受けた事件がある」と指摘しました。

検察官
「同じ年の8月に小田急線の車内で起きた“無差別刺傷事件”を見て、服部被告は走行中の車内で殺害し、オイルを撒いて焼き殺そうと考えた」

あす以降、10回もの公判が予定されている裁判員裁判。放火した時の「殺意」などがどのように判断されるのかが最大の争点となります。

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