認知症による行方不明者 全国最多は兵庫県2115人、2番目は大阪府1996人 2022年
2022年の1年間に、認知症が原因で行方不明になった人の数が兵庫県や大阪府で多くなっていたことが警察庁のまとめで分かりました。
警察庁のまとめによりますと、2022年の1年間に、認知症が原因で行方不明になったとして警察に届け出があった人の数は、全国で1万8709人に上り、過去最多を更新しました。
10年前の9607人から2倍近くに増えていますが、このうち99.6%は、届け出から1週間以内に所在が確認できたということです。
一方、都道府県別では、兵庫県の2115人が最も多く、2番目に大阪府の1996人が続いて、関西の府県が上位を占めました。
兵庫県警の担当者は、全国最多となった理由について「詳しい原因は分からない」としていますが、「行方不明者の届け出をすぐに受理して対応していることも統計に影響しているのではないか」と分析しています。
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