立憲が内閣不信任案を提出 岸田総理 今国会の解散見送り(2023年6月16日)
岸田総理が今の国会での解散見送りを表明するなか、立憲民主党は岸田内閣に対する不信任決議案を提出しました。
(政治部・澤井尚子記者報告)
立憲の泉代表は、増税などの負担を強いて国民の生活を無視した政治を行ったとして岸田政権を批判しました。
立憲民主党・泉代表:「防衛増税、そして社会保険料の引き上げということが政府から示されていてですね、国民には大きな不安が漂う。ここまでの岸田総理の進め方を見てくれば総理の任にはふさわしくない」
ただ、内閣不信任案の提出に先立って与野党で全面対決となった防衛費増額のための財源を確保する法律は大きな混乱もなく可決・成立しています。
解散の引き金にももはやならなくなった不信任案の提出について、立憲内からも「気の抜けたビールだ」、維新からは「単なるパフォーマンスに過ぎない」といった批判が出ています。
与党側はすぐに衆議院本会議を開いて否決する方針です。これにより16日、事実上の閉会を迎えます。
ただ、マイナンバーカードを巡る相次ぐトラブルなど、政権にとって不安要素もくすぶっています。
岸田総理は衆議院の任期が折り返しを迎えるこの秋をにらみながら、改めて解散の時期を探っていくことになります。
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