動くセンターラインドライバー混乱事故多発取材中も逆走危険運転#shorts

動くセンターラインドライバー混乱事故多発取材中も逆走危険運転#shorts

「動くセンターライン」ドライバー混乱 事故多発…取材中も“逆走”&“危険運転” #shorts

事故が相次いでいる「魔の交差点」。取材中にも実際に事故が起きました。その理由の一つが「動くセンターライン」です。

■変わった“道路標識”でトラブル続出

 東京・江東区にある「亀戸四丁目交差点」では、危険な運転が相次ぎ、事故も頻発している交差点です。一体なぜ…。交差点には、変わった道路標識がありました。

 4車線が上りとなっています。その上を見ると道路標識に何やら縦の線が入っています。標識に入った謎の切れ込み…。待つこと30分、その答えが分かりました。

 午前9時を回り、4車線から3車線へと変わりました。直進を示していた標識が、回転すると右折の標識に。元々が右折だった標識も制限速度50キロの標識に早変わり。4つあった上り車線は、3つに減ってしまいました。

 この道路では通常3車線ずつの道路が、午前7時から9時までの通勤ラッシュ時の2時間だけセンターラインの位置が変わり、上りが増えて4車線に。下りが減り2車線になるのです。

 渋滞を緩和するための工夫。しかし、この2時間の間にトラブルが続出しています。

■直進レーンで“右折” 軽自動車とバイクが接触

 午前7時すぎ、上り車線を行くトラックが走っているのは、右折から直進専用へと変わった車線ですが、そのまま右折してしまいました。

 さらに、無理に右折しようと交差点内で止まり、後ろの車の邪魔になるケースもありました。

 センターラインが変わってから1時間もしないうちに立て続けに起きた危険な運転。さらに取材を続けていると、事故が起きました。無理やり右折した軽自動車が直進してきたバイクと接触。バイクは転倒してしまいました。

 バイクの運転手:「隣のレーンにも車が右折待ちしていたため、対向車の右折レーンだけは確認できたんですけど、その先(直進レーン)は視覚的に見えない状況だった」

 警視庁によると、事故の原因は軽自動車の運転手の前方不注意でした。

 トラブルは車線が増えた側だけではありません。

 減った側でも、右折車線を進んで来た車が、そのまま交差点に進入、逆走状態に。あわててウィンカーを出して直進車線に移動しました。直進車線が右折車線に変わったことで、気付かず進んでしまうと知らないうちに逆走してしまっているという事態が続出していました。

 センターラインが動いた後に次々と起きる危険な運転の数々。この道路をよく利用する人たちは、こう話します。

 道路の利用者:「1回、向こうから来た時に向かい合わせになったことがある」「(Q.普段何か事故やトラブルは?)月1ぐらいでは見かけるかなぐらい」

■“固定”に戻した道路も「固定の方がいい」

 危険がつきまとう“動くセンターライン”。今、全国から姿を消しています。

 東京・江戸川区松江「船堀街道」。現在は普通の道路ですが、かつてはここにも「動くセンターライン」がありました。都心へ向かう右折レーンは朝の時間帯だけ2車線ありましたが、去年から固定にしました。

 道路の利用者:「(Q.固定のほうがいいですか?)時間を考えなくて済む。あとスムーズに曲がれる。固定のほうがいいですね」

(「グッド!モーニング」2023年6月14日放送分より)/a>

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