ガソリンじわじわ値上がり “燃費悪い”キッチンカー悲鳴 円安進行と補助金縮小(2023年6月7日)

ガソリンじわじわ値上がり “燃費悪い”キッチンカー悲鳴 円安進行と補助金縮小(2023年6月7日)

ガソリンじわじわ値上がり “燃費悪い”キッチンカー悲鳴 円安進行と補助金縮小(2023年6月7日)

 ガソリンが再び値上がりする恐れが出ています。来月から始まる夏休みシーズンへの影響が心配されるほか、移動販売を行うキッチンカーの店主からは悲鳴が上がっています。

■OPECプラス 原油の協調減産を来年末まで延長

 高止まりが続くガソリン価格。政府の補助金の影響でほぼ横ばいとなっていましたが、このところの円安の進行でじわじわと値上がりしています。

 価格が安いことで知られるガソリンスタンドでも、先月から4円ほど値上がりしているといいます。

 シンエネ八幡山SS・佐藤大所長:「(政府の)ガソリンの補助金も6月から9月までの間でなくなるので、その分少し高くなるのかなという懸念」

 追い打ちを掛けるように、石油輸出国機構の加盟国とロシアなどの産油国で作るOPECプラスは4日、原油の協調減産の枠組みを来年末まで延長することを決定しました。

 さらなる値上がりが心配されるガソリン価格。来月から始まる夏休みシーズンにも影響が出そうです。

 ガソリンスタンドの客:「コロナもだいぶ明けて雰囲気がオープンになってきているので、どこかに行きたいなとは思っています。(ガソリン代が)あまり高いと遠出はしたくないなとは思いますね」

■“燃費悪い”キッチンカー店主 苦渋の決断も…

 こんなところにも影響が出ています。

 59歳で運送会社を早期退職し、退職金をほぼ全額使ってコーヒーのキッチンカーを始めた加藤直弘さん。「移動できる」ことが最大の強みであるキッチンカーですが、出店場所を静岡市内に絞っています。その理由を次のように話します。

 ポーズ・コーヒー 加藤店主:「遠くまで行っても飲料だと売り上げが同じぐらいなので、ガソリンをその分抑えようと思って。普通の自家用車と違って荷物を積んでいるので、エンジンに負担がきて燃費は悪い」

 今後ガソリン価格が高騰し続ければ、苦渋の決断をせざるを得ないかもしれません。

 加藤店主:「(ガソリンの値上げは)痛手になると思う。企業努力してやっていくしかない。それか切羽詰まったら、商品の値上げにつながってくると思う」

(「グッド!モーニング」2023年6月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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